人目を気にしながら進む。
特服を着ている時点で目立つけど、それは置いておいて~
「倉田倉庫だっけか!?たくさんあってどれかわかんねぇぞ!?」
「大丈夫です。Aの3とスマホに表示されてますから。」
「そりゃどーも!」
ふてくされながら言う速水くんに、苦笑いしかでない。
ヘルメットマンさんが残した地図を頼りに私達は進んでいた。
何人敵がいるかわからないけど、増援と支援は必要だった。だから龍星軍のグループラインで、みんなに居場所は知らせた。
そんな中、しみじみした口調で神城さんが言った。
「・・・4代目さんには親切なんだな、ヘルメットマンさんってのは?」
「はい!よく助けてもらってます!」
「かぁ~情けねぇ!何が助けてもらってるだよ!?」
「よせ、亜都司!」
「いけませんか?ヘルメットマンさんのおかげで、あつこちゃん達を助けに行けるのですよ?」
「くっ!うるせぇよクソ!」
「悪いな4代目さん。あつしは妹が心配で、こんな態度を―――」
「わかってます。僕もブラコンですから。」
そんな会話をしながら、倉庫の前までたどり着く。
「ここですよ、Aの3。」
瑞希お兄ちゃんの教えをもとに、出入り口の扉を調べる。
そんな私の側で、二人は周囲を警戒する。
「見張りがいねぇぞ?」
「ああ、単車も車もない・・・ここにはいないのか、あるいは出かけたか・・・?」
「だったら、今のうちに中に入ろうぜ!待ってろよ~亜都子!」
「どうやってはいるのですか?」
乗り込む気まんまんの速水くんに聞けば、小バカにした口調で言う。
「はあ!?そりゃあ、決まってんだろう!?扉をぶち破って入るんだよ!」
「ここ、コードを読み取るタイプのカギみたいですよ?」
「なに!?」
「マジかよ・・・!?」
シビアな現実を伝えれば、動揺するお2人さん。
〔★セキュリティがしっかりしていた★〕


