彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




室内で、気を失ったままのあっちゃんと身を寄せあって座っていた。

周りは、『GRAY STAGE』の幹部が数人いて、その中にクズがいた。

クズはずっとあたしを見ていた。

なめ回す視線が気持ち悪い。

にらみつけようかと思った時、クズがあたしに話しかけてきた。




「瑠華、なに考えてる。」

「・・・。」


パン!


「あ!?」




シカトしたら頬を叩かれた。

それでムカついたので、聞いてやった。





「あっちゃんをどうする気!?」

「そこは『あたし達を』って聞くところだろう?」





鼻でわらうクズ。





「お前の愛人のせいで、こっちはひどいめにあったんだぞ!?」

「愛人?いないわよ!」

「とぼけるな!凛道蓮だろう!?」

「はあ!?なにそれ!?」

「恋人じゃないなら愛人になるだろうが!?」

「本当に馬鹿って治らないのね!?」


バキ!


「う!?」





今度はこぶしで殴られた。





「お前らのせいで、7日も隠れてなきゃなんねぇーんだよ!」

「・・・なんで7日なのよ?」

「逮捕状の有効期限が7日なんだよ!そんなことも知らねぇのかよ!?」


(・・・・・・・変だわ・・・・・・・。)





グレイトの言葉に違和感を覚える。

こいつ、そういうことには頭が回らなかったはず・・・この1年で変わりすぎてる。
頭がよくなりすぎてる。



(おかしい・・・!)





怪しむあたしに、バカ波及に真顔で言った。





「つーことで、暇をもて余してる7日間、俺らの相手をしてくれよ~!」





そう言いながら、上着を脱ぎはじめるゲス。

それで、あたし達になにをする気か、すぐにわかった。