彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「それ会話成立してるかい、4代目さん!?」

「たぶん。」

「自信ないのかーい!?」

「つーか、オメーもなんかしゃべれやコラ!!」


ギュウオオン!





速水くんに返事するかわりに、スピードをあげるヘルメットマンさん





「って!こらまてー!?」

「トーク拒否かよ!」





2人がツッコミを入れてる間に、あっという間に車間距離以上の距離ができる。

さすがにマズイと感じたので、コンタクトを試みる。





「すみません!怒ってますか!?」





不安になって聞けば、右手を私の手に重ねる。





ポン!

「え?」





なにか渡される。



(・・・アメ?)


またアメをくれた。

駄菓子屋さんで10円で売ってる大粒のあめ玉。



(アメをくれるって、まるでヤマトみたいな・・・食べろってこと?)



〔★遠回しに、黙れと言われていた★〕





「あ・・・ありがとうございます。」





お礼を述べて、口の中に残っているためをかみ砕く。

それを飲み込みながら、新たにもらったアメの包みを開封して口に入れた。

その動きにあわせて、左に曲がるバイク。

一緒に身体を傾けた時、視界にうつる建物に近づいていっていることに気づく





(―――――――まさか・・・・?)





肩越しに地図を見る。

赤い点は止まっていた。





「あの建物ですか!?」





思ったまま口に出す。

返事代わりに、ヘルメットマンさんは、さらに建物に迫る。





(間違いない!動きを止めた点滅といい、ヘルメットマンさんの進行方向を考えれば――――――――あそこにるかさん達がいる!あの建物ですね!?)

「瑠華さん、待っててください!今助けにいきます・・・!!」





口の中のアメを再びかみくだいて飲み込む。

甘酸っぱさで頭がさえる。

リフレッシュしたところで、戦闘モードへと切り替えた。