彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




〈あぶねーなお前は!?知らない人にはついて行くなって、習わなかったんか!?〉

「習いました!」

〈じゃあ実行しろよ!?〉

「だって今も、助けてくださってるのに・・・!」

〈ヘリクツはいいから、ヘルメット野郎と代われ!〉

「わ、わかりました!あの~ヘルメットマンさん、すみません・・・運転中、申し訳ないのですが、瑞希お兄ちゃん・・・真田瑞希様とお話してもらえませんか?」

「・・・。」





声をかければ、右手をハンドルから離してこちらにのばしてきた。

そのまま携帯を手渡せば―――――





タプン!


「え?」





相手は電話をきって、私のスマホを自分のポケットに入れた。





「ちょっと――――――!?」






〔★通話は強制終了された★〕





「み!みみみ、瑞希お兄ちゃんの電話をきったー!!?」

「・・・。」

「ひどい!なんできるのですか運転中だからだったから!それなら路肩に止めて話せばいいでしょう!?」

「・・・。」

「まさか・・・電話してる間にるかさん達の安全が気になるから切ったんですか!?そうなんですね!?」

「・・・。」

「わかりました。本来ならば、瑞希お兄ちゃんの電話を一言もしゃべらずにバイバイするのはマナー違反ですが今回は無罪とします!ですが次回からは、きる前に一言、断りをいれるのを忘れないで下さい!」

「・・・。」

「わかってもらえてなによりです!」

「・・・。」


「本当にわかってるかそいつ!?」

「完全にオメーの自己完結と独り言じゃねぇか凛道蓮!?」





私達の会話に、追い付いてきた神城さんと速水くんが苦情を出す。