「まったく・・・!髭男爵さん達はともかく、よく吉備真備を知ってましたね?」

「わしの生まれた町に関係ある人やからなぁー!?お好み焼きの本場は大阪やんかー!?うはははは!」

「とりあえず、広島人の前ではあまり言わないで下さいね。収拾がつかなくなります。」

「なにゆーてねん!?広島もんに対して、そこはきっちり言わなあかんやろう!?白黒つけにゃあかん案件やで!?そばが入ったもんは、お好み焼きではなくモダン焼きや!わしは認めんぞ!?とことん、お好み焼き抗争をしたろーやないかい!?わしが口を閉ざすのは、瑞希はんが凛に内緒にせいってゆ~た件だけや!!あと、名古屋も容赦せんでっ!?本場の本家本元は大阪府や!!」

「うるせぇぇぇ!!いろんな食文化があって良いだろうが!?そんなことばっか言ってるから、永遠に戦争がなくならねぇーんだろうが!?あと、もう聞かねぇから黙れ!!」

「おーきに♪うははは~!」


(こいつ・・・!)


ツッコミを込めて言えば、ニコッと笑いながら言う関西人。


(瑞希お兄ちゃんが私に何を隠していたのかを、私が聞くのをあきらめると言わせるために、吉備真備とかお好み焼きの話をしたのか・・・!?)


たまにヤマトは、頭の回転が速い時がある。

こういう時は、身を引いた方が賢明。


(あとで、瑞希お兄ちゃんに聞くからいいもん!)


ヤマトがうっかり言ってきました~と言えば、それだけで通じるはず。



〔★凛もなかなか、悪知恵系の頭の回転が速い★〕