彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)






〈はあ!?なんだよ・・・!?〉

〈警察だ!〉





その言葉は、リモート中の俺に、全員の耳に届いた。




「警察?」




聞き返した瞬間。




〈動くな!警察だ!〉

〈そのまま、そのまま!わしら警察だぞ!〉

〈警察だ!許可なく動くな!なにもさわるな!〉




すべての画面から警察の単語が飛び出してきた。





「な、なんだこれ!?」

(どうなってる!?)





店に警察が踏み込んできたのだと理解する。




〈そこ!タブレットにさわるな!よこしなさい!こっちに来い!〉

〈離せよ!触んな!〉

〈逃げるな!警察相手に逃げられると思うなよ!〉

〈この野郎!クソッタレ!〉

〈抵抗するな!罪が重くなるぞ!〉

〈嘘だろう!?ちくしょう!〉




次々と目の前で、いかつい大人達に拘束されていく奴隷・・・部下達





「グ、グレイト!やばくない!?」





俺の膝の上にいたさやかが、動揺しながらそう言った時だった。






「消してください!」






その声に合わせ、テレビ電話が切れる。





「美涼!?」





切れたと言うよりも、切ったが正しい。

俺の電話を、あいつが切りやがった。





「なんでサツが!?神城か!?」

「もっと子供かもしれません!」

「なんだと!?」





騒然とする周囲をよそに、美涼が俺に服を手渡す。





「着てください。詳しい話はこちらで。」

「グレートをどこに連れて行く気よ!?」

「一緒に状況を調べてくるだけです。」

「あたしも行く!」





美涼の答えに、さやかが叫ぶ。





「あたしも一緒に行く置いてかないで!」





俺の腕にしがみついてくる。

そんなさやかを、うぜぇと思った時、美涼が言った。