彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「すんません、美涼さんの命令とは知らず、余計なことを~」

「わかればいいんだよ!俺はしばらく、こいつとメインルームにいる。来んなよ!?」

「わ、わかりました!」

「失礼しました!」

「すんませんでした!」

「おお、気にすんな!闘邪駆鬼(とうじゃくき)には気を付けとけよ?」

「「「オス!!!」」」



山谷に化けた俺の言葉に同意すると、仕事に戻っていく従業員の半ぐれ達。

そのまま疑われることなく、メインルームへ行く。

そこにはネット機器が集められており、防犯カメラで店内外の様子も監視できた。



「あ、山谷さん、お疲れっす!」

「ちわっす!」

「ごくろうさまっす!」



中に3人ほどの見張りが常駐しているが、どかすために魔法の言葉を使った。





「永山グレイトさんの命令だ!この新人と2人になるから外せ!」

「え!?グレイトさんの命令!?」

「俺が呼ぶまで、出てろよ?」

「わ、わかりました!」

「すぐに出ていきます!」

「失礼します!」





永山グレイトの命令と言えば、無理がすべて通る。

それだけ無理難題を、半グレの仲間達に普段からしている証拠。

うちのわが君・凛道連様とは大違い。





(だから不思議なんだよね~美涼ほどの男が、永山グレイトの部下でいることが・・・)



まぁいい。

今はお仕事を終わらせることに専念しよう。



全員が部屋から出て行き、室内は俺とヤマト殿だけになる。





「さあ、お仕事のスタートだ♪」

「うはははは!りょーかい♪」





どちらともなく、薄手の手袋を出して両手にはめた。



「うははは~内鍵ロックよし。」

「ヤマト殿、声はその音量のままでよろしく。」

「オーケーうははは~」

「本当にここ、リモートパソコンと一緒に店内の防犯カメラなども、全部まとめてあって助かりますね。」



用意したウィルスを防犯カメラに流し込む。

これで映像を消しても、すぐに復旧システムが作動する。



「ヤマト殿、金庫任せますよ。」

「うははは~まかせてな~ちょちょいのちょい♪や~」



俺の後ろで、コピーした鍵で金庫を開けるヤマト殿。