「凛!凛道蓮が存在しないってどういうことだ!?」
「ご、ごめんなさい、瑞希お兄ちゃん!話せば長くなりますがー!」
「聞きたくない!嘘だったってことだろう!?」
「違います!あなたを、真田瑞希様を愛している気持ちにウソはありません!恋愛対象として、お慕いしております!!」
「凛道蓮っているウソをついてる奴のこと、信頼できると思うのか!?直接オメーの口から凛道蓮がいないって聞くならまだしも、よりによってポリの口からきくなんて――――!!」
「み、瑞希お兄ちゃん!弁解の機会を!!」
「そんな機会はない!恋のチャンスもナーシッ!!!」
「そんなぁぁぁぁぁ!!!?」
(――――――――――いやああああああああああああ!!!)
最悪の想像に恐ろしくなる。
(凛道蓮がいない=悪い印象!!これすなわち、告白する前にフラれてしまうっ!!ふられる確率が増してしま―――――う!!)
だから、手柄をあげるなんて目立つことはしたくない!
絶対にしないっ!!
〔★凛は自分の恋愛を守るために必死だった★〕
本音は隠しつつ、瑞希お兄ちゃんには、目立つようなことはしたくないと・・・説明した。
真剣な私の態度に、瑞希お兄ちゃんは、なにも言わなかった。
「凛の好きにしたら良い。」
私がわけありとわかった上でのお言葉に、好きな気持ちが増した。
「凛、そろそろリモートをしなくて良いのか?」
「あ、そうでした!」
タブレットを差し出してくる好きな人の行動でハッとする。
「順調なら、2人とも店でてるだろう?」
「そのはずです。」
受け取ったタブレット画面をリモートにする。
それで2つの人影が映る。
よく見知っている2人。
〈お疲れ様です、我が君♪〉
〈凛、おっつー!うははは!〉
「お疲れ様です、つなぐ、ヤマト。首尾は?」
「「グー!!」」
親指をたてる2人に、ホッとする。
どうやら、つなぐとヤマトの方も、成功したみたいだった。


