彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)







「凛!凛道蓮が存在しないってどういうことだ!?」

「ご、ごめんなさい、瑞希お兄ちゃん!話せば長くなりますがー!」

「聞きたくない!嘘だったってことだろう!?」

「違います!あなたを、真田瑞希様を愛している気持ちにウソはありません!恋愛対象として、お慕いしております!!」

「凛道蓮っているウソをついてる奴のこと、信頼できると思うのか!?直接オメーの口から凛道蓮がいないって聞くならまだしも、よりによってポリの口からきくなんて――――!!」

「み、瑞希お兄ちゃん!弁解の機会を!!」

「そんな機会はない!恋のチャンスもナーシッ!!!」

「そんなぁぁぁぁぁ!!!?」









(――――――――――いやああああああああああああ!!!)





最悪の想像に恐ろしくなる。





(凛道蓮がいない=悪い印象!!これすなわち、告白する前にフラれてしまうっ!!ふられる確率が増してしま―――――う!!)





だから、手柄をあげるなんて目立つことはしたくない!

絶対にしないっ!!





〔★凛は自分の恋愛を守るために必死だった★〕





本音は隠しつつ、瑞希お兄ちゃんには、目立つようなことはしたくないと・・・説明した。

真剣な私の態度に、瑞希お兄ちゃんは、なにも言わなかった。





「凛の好きにしたら良い。」





私がわけありとわかった上でのお言葉に、好きな気持ちが増した。







「凛、そろそろリモートをしなくて良いのか?」

「あ、そうでした!」



タブレットを差し出してくる好きな人の行動でハッとする。



「順調なら、2人とも店でてるだろう?」

「そのはずです。」



受け取ったタブレット画面をリモートにする。

それで2つの人影が映る。

よく見知っている2人。





〈お疲れ様です、我が君♪〉

〈凛、おっつー!うははは!〉

「お疲れ様です、つなぐ、ヤマト。首尾は?」

「「グー!!」」





親指をたてる2人に、ホッとする。

どうやら、つなぐとヤマトの方も、成功したみたいだった。