瑠華さんがくれた敵のリストは役だった。
ゲームの借金を肩(かた)に、奴らの手先になってる子達に接触し、話し合いの時間をとった。選んだのは借金地獄に陥ってる未成年。
2つの条件のうち、【身の案全を保証することを約束した】のだ。
その結果、『GREAT STAGE』がどのように新たな犠牲者を勧誘しているか、罠にかけているか、その会話を録音してもらった。
なかには、勧誘方法を教えて直してもらい、『GREAT STAGE』に命令されて実行するというサンプルを取ってくれる子もいた。
『GREAT STAGE』にだまされて、悪の手先をされていることにムカついてた子。
だまされた友達にムカついており、倍返しを狙っている子。
友達をだまして巻き込んだことに後悔があった子。
なかったことにして、日常に戻りたい子。
要(よう)は、全員が諸悪の根源である『GREAT STAGE』にブチ切れており、仕返ししたいと考えていた。
瑠華さんがくれたリストには、そんな子達のアドレスが満載(まんさい)。
さっそくコンタクトをとって、協力を依頼。
結果、全員すすんで協力してくれた。
龍星軍の『GREAT STAGE』つぶしの協力の提案に同意してくれた彼らを助ける代わりに、こちらから2つの条件を出して約束させた。
1つ目は―――――――
「『GREAT STAGE』の悪事の証拠集めは、闘邪駆鬼(とうじゃくき)にたのまれてやったと、警察に言うようにお願いします。絶対に龍星軍の関与はナシということでお願いいたします」
龍星軍は『GREAT STAGE』に対しては、あくまで見守るスタンスをとっている。
それが、いくら縄張りで悪さされてるからと言って、引き下がってくれと断りを入れてきた闘邪駆鬼(とうじゃくき)を差し置いて害虫駆除はできない。
被害者達は驚いてた。
龍星軍の手柄なのにとも反発された。
僕らは見守りの立場だから、と説明したら、2つ目の条件に渋々同意してくれた。
それはカンナさん達も同じだったけど、頭を下げて頼んだらわかってくれた。
私の都合の良いようになった。


