彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




瑠華さんがくれた敵のリストは役だった。

ゲームの借金を肩(かた)に、奴らの手先になってる子達に接触し、話し合いの時間をとった。選んだのは借金地獄に陥ってる未成年。

2つの条件のうち、【身の案全を保証することを約束した】のだ。

その結果、『GREAT STAGE』がどのように新たな犠牲者を勧誘しているか、罠にかけているか、その会話を録音してもらった。

なかには、勧誘方法を教えて直してもらい、『GREAT STAGE』に命令されて実行するというサンプルを取ってくれる子もいた。

『GREAT STAGE』にだまされて、悪の手先をされていることにムカついてた子。

だまされた友達にムカついており、倍返しを狙っている子。

友達をだまして巻き込んだことに後悔があった子。

なかったことにして、日常に戻りたい子。

要(よう)は、全員が諸悪の根源である『GREAT STAGE』にブチ切れており、仕返ししたいと考えていた。

瑠華さんがくれたリストには、そんな子達のアドレスが満載(まんさい)。

さっそくコンタクトをとって、協力を依頼。

結果、全員すすんで協力してくれた。

龍星軍の『GREAT STAGE』つぶしの協力の提案に同意してくれた彼らを助ける代わりに、こちらから2つの条件を出して約束させた。

1つ目は―――――――





「『GREAT STAGE』の悪事の証拠集めは、闘邪駆鬼(とうじゃくき)にたのまれてやったと、警察に言うようにお願いします。絶対に龍星軍の関与はナシということでお願いいたします」





龍星軍は『GREAT STAGE』に対しては、あくまで見守るスタンスをとっている。

それが、いくら縄張りで悪さされてるからと言って、引き下がってくれと断りを入れてきた闘邪駆鬼(とうじゃくき)を差し置いて害虫駆除はできない。

被害者達は驚いてた。

龍星軍の手柄なのにとも反発された。

僕らは見守りの立場だから、と説明したら、2つ目の条件に渋々同意してくれた。

それはカンナさん達も同じだったけど、頭を下げて頼んだらわかってくれた。




私の都合の良いようになった。