「放せや!」
「我慢して下さい!」
「殴らせろ!」
「笑われますよ・・・!?」
「チッ!――――――――クソが!」
ゴス!
「っ!?」
凛道の代わりに、美涼を殴る。
「きゃ!?」
「てめっ!?」
「仲間になんてことをするんですか!?」
「うるせぇー眼鏡ブス!」
騒ぐ凛道の女共、その中で、生意気にも俺に抗議する眼鏡ブスに言ってやった。
「部下をどう使おうが俺の勝手だ!俺をムカつかせた凛道を殴らなかったことを感謝しろ!」
「ひどい・・・!」
「さいってぇー!」
「ガチのクズかよ!」
「ああん!?殺すぞ!」
「やってみろやコラ!?」
「よせ、高千穂!」
「やめましょう、永山さん。今日のところは、帰りましょう。」
どちらも仲間に止められる。
先に美涼を殴っていたので、怒りを抑えることができた。
だから舌打ちをするだけですませる。
「調子に乗るなよ、凛道蓮!俺の誘いを断ったこと、後悔しろ!!」
脅しの捨て台詞を浴びせ、店を出る。
腹立たしい気持ちで車に乗り込めば、後から乗り込んできた美涼が言った。
「いいじゃないですか?」
「あん!?」
「凛道蓮が鳴海瑠華を気に入っているなら手が出せませんが、気に入ってないと言うなら遊べるじゃないですか?」
そうだな・・たっぷりお仕置きしてやる。
(その前に、凛道蓮だ!)
「おい、どこまで出来てる!?」
「根回しはすべて済んでます。後は、応じてきた奴らに約束の前金を渡せば完了です。」
「ついでに負けて借金持ってるやつらも駆り出せ!特に女だ!凛道蓮は女は殴らないらしいからな~!」
「名案ですね。さすがです。」
「ハハハ!当たり前だろう、馬鹿が!今夜の売上使い果たしてもかまわねぇ!」
「わかりました。」
頭を下げる腹心を見ながらスマホを取り出す。
凛道蓮をつぶすのは俺だ。
そして、最後に勝つのも俺だ。


