彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)







「放せや!」

「我慢して下さい!」

「殴らせろ!」

「笑われますよ・・・!?」

「チッ!――――――――クソが!」


ゴス!

「っ!?」





凛道の代わりに、美涼を殴る。




「きゃ!?」

「てめっ!?」

「仲間になんてことをするんですか!?」

「うるせぇー眼鏡ブス!」




騒ぐ凛道の女共、その中で、生意気にも俺に抗議する眼鏡ブスに言ってやった。





「部下をどう使おうが俺の勝手だ!俺をムカつかせた凛道を殴らなかったことを感謝しろ!」

「ひどい・・・!」

「さいってぇー!」

「ガチのクズかよ!」

「ああん!?殺すぞ!」

「やってみろやコラ!?」

「よせ、高千穂!」

「やめましょう、永山さん。今日のところは、帰りましょう。」





どちらも仲間に止められる。

先に美涼を殴っていたので、怒りを抑えることができた。

だから舌打ちをするだけですませる。





「調子に乗るなよ、凛道蓮!俺の誘いを断ったこと、後悔しろ!!」





脅しの捨て台詞を浴びせ、店を出る。

腹立たしい気持ちで車に乗り込めば、後から乗り込んできた美涼が言った。





「いいじゃないですか?」

「あん!?」

「凛道蓮が鳴海瑠華を気に入っているなら手が出せませんが、気に入ってないと言うなら遊べるじゃないですか?」





そうだな・・たっぷりお仕置きしてやる。





(その前に、凛道蓮だ!)





「おい、どこまで出来てる!?」

「根回しはすべて済んでます。後は、応じてきた奴らに約束の前金を渡せば完了です。」

「ついでに負けて借金持ってるやつらも駆り出せ!特に女だ!凛道蓮は女は殴らないらしいからな~!」

「名案ですね。さすがです。」

「ハハハ!当たり前だろう、馬鹿が!今夜の売上使い果たしてもかまわねぇ!」

「わかりました。」





頭を下げる腹心を見ながらスマホを取り出す。

凛道蓮をつぶすのは俺だ。

そして、最後に勝つのも俺だ。