彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




わかったのはそれだけじゃない。

長椅子のソファーに座っているフードをかぶった奴。

先ほど瑠華に追い返され、しょぼくれた姿を見せたガキがそこにいた。

こっちに背中を向けているガキこそ、凛道蓮だ。

身体のサイズで本人だとわかった。





(これが噂の全国ナンバーワンの族の頭・・・!!)





美涼に目で合図する。

それで俺の腹心が動いた。





「はじめまして、凛道蓮さん。」





美涼の声に女3人が反応してこちらを見る。

凛道蓮は動かない。




「そこに座れよ。」




代わりに、俺達を出迎えた吾妻秀一が座るように言ってきた。

ソファー席だったので遠慮なく座る。

お、こりゃあ、座り心地の良い家具じゃねぇーか?

アゴ動かして合図すれば、持ってきた資料を出しながら美涼が話し始めた。





「本日はお時間作って下さり、ありがとうございます。こちらの話し合いに答えてくれたと言うことは、『GREAT STAGE』のケツ持ちになってくれると受け取っていいんですよね?」

「え~?りっくん、『GREAT STAGE』の用心棒するのぉ~」





不満げに言ったのは、凛道蓮の膝の上に載っていた一ノ瀬ますみだ。

男って噂もあるが、あんなエロ可愛い子が野郎なわけあるか!

凛道の首に両手を回すと、ユラユラと上限どうしながら甘い声を出す。





「用心棒なんかやめてぇ~その時間をますみに使ってよぉ~!お願い、りっくぅ~ん♪」





おねだりしながら言う姿が可愛い。

凛道蓮を倒せば、あの子が俺のものになる。

俺のものにしてやるぜ。