わかったのはそれだけじゃない。
長椅子のソファーに座っているフードをかぶった奴。
先ほど瑠華に追い返され、しょぼくれた姿を見せたガキがそこにいた。
こっちに背中を向けているガキこそ、凛道蓮だ。
身体のサイズで本人だとわかった。
(これが噂の全国ナンバーワンの族の頭・・・!!)
美涼に目で合図する。
それで俺の腹心が動いた。
「はじめまして、凛道蓮さん。」
美涼の声に女3人が反応してこちらを見る。
凛道蓮は動かない。
「そこに座れよ。」
代わりに、俺達を出迎えた吾妻秀一が座るように言ってきた。
ソファー席だったので遠慮なく座る。
お、こりゃあ、座り心地の良い家具じゃねぇーか?
アゴ動かして合図すれば、持ってきた資料を出しながら美涼が話し始めた。
「本日はお時間作って下さり、ありがとうございます。こちらの話し合いに答えてくれたと言うことは、『GREAT STAGE』のケツ持ちになってくれると受け取っていいんですよね?」
「え~?りっくん、『GREAT STAGE』の用心棒するのぉ~」
不満げに言ったのは、凛道蓮の膝の上に載っていた一ノ瀬ますみだ。
男って噂もあるが、あんなエロ可愛い子が野郎なわけあるか!
凛道の首に両手を回すと、ユラユラと上限どうしながら甘い声を出す。
「用心棒なんかやめてぇ~その時間をますみに使ってよぉ~!お願い、りっくぅ~ん♪」
おねだりしながら言う姿が可愛い。
凛道蓮を倒せば、あの子が俺のものになる。
俺のものにしてやるぜ。


