「うっうっ!あ、会った!昨日、家の側で~!すがちゃんへの謝罪がなかったから、助けないって!私に苦しめって言った!助けないって言ったんだよぉー!」
「・・・・・・すがちゃんっていうのが、都司子ちゃんがダマした相手なのね?」
「あ!?ちが!だますつもりは――――――!!」
「正直に言いなさい。あたしも都司子ちゃんを見捨てるよ?」
「ひん!?ぅうううううっぅ~~~ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさーい!!」
きつく言えば、涙どころか、鼻水まで流しながら謝りはじめる女子高生。
「す、すがちゃんはいじめられても強いから!あたしダメだから!あたしがいじめられてるのは、すがちゃんに英英辞典を貸したから、あたし悪くないのに!だから、だから、あたし悪くない!あんな地味っ子なんか、男と付き合えるわけないから、無駄に処女のまんまでいるだけだから、男達と経験させてあげるのも親切だって、小村が言うから!ルノアちゃんだって鬼ヤバでいいじゃんって言うから!」
「そんなに良いことなら、あなたがすればよかったでしょう?」
「知らない人に初めてなんか捧げたくない!」
「だったら、すがちゃんだって!自分の初めてを・・・知らないクズになんか、捧げたくないわよ!!!」
「ひんっ・・・うっ・・・うわあああああああああんっ!ごめんなざぁいぃぃぃ!!」
「・・・・・ばかね・・・・・」
大声で号泣する小娘を、無言で抱き寄せる。
救えないと思ったけど、馬鹿正直に話しただけましだと思うことにした。
「瑠華ちゃん・・・」
その声で、視線をあげれば見慣れた人物がいた。


