「リ・・・リンチされてるんだ、小村さん達・・・あたしのせいで・・・」
「あなたのせいじゃない!」
「あたしのせいだよ!?ヤだよ!絶対に、小村さん達に倍返しされるよ!殺されちゃうよ~!」
そうもらした口から、ガチガチと歯がぶつかり合う音を出す都司子ちゃん。
「うえぇぇ・・・!ごめんなさい、ごめんなさい、助けてぇ!」
そう言いながら、その場に座り込んでしまう。
私の腰にしがみつきながら。
〈悪い悪い、瑠華!ちょっと盛り上がってんだ~俺の元女が、俺を困らせたくて芝居してんだ。誤解しないでくれよ?〉
「マジで変わってないね、そのクズさ加減は・・・!?」
〈オメーを思う気持ちは変わらねぇーよ。ちゃんと、都司子から場所聞いて、1人で来てくれよ?待ってるぜ、瑠華?〉
一方的に言うと、そのまま電話は切れた。
「・・・。」
「ひっ、ひっ、ひぃいん!」
(・・・・・・・・・・どうすればいいの・・・・・・・・・)
あたしにしがみついてるガキも、電話越しで聞いたガキたちも、自業自得過ぎて救えない。
かといって、こいつらを見捨てるほど、あたしは割り切れる女じゃない。
「・・・なにやってるの、あなたは?」
「ご、ごめんなさい!助けて!助けて下さい!あ、あたしあいつらに、い・・・家も、親の職場も知ってるから、逃げれないよぉ~!凛道蓮からも見捨てられたから、おしまいだよぉ~!!」
「・・・え!?凛道蓮に見捨てられたって、どういうこと!?会ったことあるの!?」
聞き捨てならない名前を聞いたので聞き返せば、首を縦に振りながら少女は言う。


