「あなた、吉田都司子ちゃんに何言ったの?」
〈あ?だれそれ?〉
「このスマホの持ち主。」
〈ああ!オメーを連れてこれるなら、借金は0にして、一生タダでゲームし放題にするって言ったんだよ~〉
「出来なければ?」
〈瑠華、俺のところに来いよ~!やり直そうぜ、俺達!?〉
「質問に答えなさい。」
〈おいおい、俺が悪いように聞いたのかもしれないけど違うぜ~!?つーか、そのガキは自分から進んで、自分が作った借金のかた代わりにして下さいって、同級生のいじめられっ子を連れてきたゴミだぜ?〉
「はあ?ゴミが他人をゴミ評価してんじゃねぇーよ。いじめられっ子はどうなったのよ?」
〈俺はそう言うことしねぇーから、キャンセルしたぜ?児童ポルノに引っかかるからよぉ~ギャハハハ!〉
「つまり、あんたはそのいじめっ子にセクハラしてないけど、他の奴にお金と引き換えで売ったってことでしょう?」
〈ギャハハハ!悪意あるウソはやめてくれよぉ~俺はただ、同じ連れてくるなら、鳴海瑠華さんでお願いって言っただけだぜ~!?お前今は、家出っ子達の相談相手をボランティアでしてるんだってなぁー!?都司子ちゃんから聞いたときはびっくりしたぜ!〉
「あたしはあんたに用はない。会う気もない。」
〈じゃあ、都司子ちゃんはうそつきだな。お願いクエストは達成ならずってことかぁ~残念だぜ~〉
「ま、待ってください!」
下品な声で言う馬鹿の言葉に、私の側にいた女子高生が反応する。
「瑠華姉は無理です!瑠華姉は、本当に親切にしてくれたら―――――だ、だから、連れていけないです!何されるかわかってるから無理です!」
「ちょっと都司子ちゃん!?」
「私は、身体を売るのもできないですけど・・・それ以外ならやりますから、許してください!お願いします!!」
〈あー?何言ってんだよ、小娘?その言い方だと~まるで俺が悪いことしてるみてぇだろうがっ!!!〉
「ひっ!?」
大音量でどなられ、あたしにしがみつく少女は、恐怖でおびえていた。


