「だまされてるって、いつわかったの?」
「きょ、今日!さっきLINEで、小村さん達と遊ぶ約束をしたら、そういうLINEが返ってきたの!」
「小村さんって、あなたにゲーム内で借金させた悪人でしょう?借金がなくなったのに、まだ仲良くしようとしていたの?」
あきれた!
(学習能力ないの、この子!?)
「仕方ないじゃん!カーストナンバーワンの渕上さんに気に入られてるから、大丈夫だと思ったんだもん!」
「じゃあ、その渕上さんって子に助けてもらえば?」
「出来ないよ!格下が、格上に頼み事なんて―――――――――そんな図々しいこと出来ないよ!」
「友達は騙せたのに?」
「っ!?し、仕方なかったんだもん!!」
逆切れする相手に、心底あきれた。
このクズさ加減は、治りそうにないわね・・・
どうしたものかと考えていれば、都司子ちゃんはとんでもないことを言い出した。
「だから助けて、瑠華姉!お願い!」
「お願いって言われても、私じゃ力になれないわ。」
「嘘!私、知ってるんだからね!?瑠華姉の彼氏のこと!」
「え?」
「瑠華姉から、凛道蓮さんに私を助けるように言ってよ!!」
「なんですって?」
(何であいつの名前を!?)
ううん・・・知っててもおかしくないかも。
龍星軍は、今の若い子ならみんな知ってるレトロな存在。
知っててもおかしくないけど―――――
「彼氏ってどういう意味?」
「瑠華姉さんの彼氏なんでしょ!?お願い!私を助けるように説得してよ!」
「冗談はやめて!!何言ってんの!?」
「ひっ!?」
逃げるように私から距離を取った女子高生を見て、我に返る。
荒げてしまった声に、おびえる小娘を見て大人げないと思う。
「あ・・・違う!違うわよ~!?」
だから優しい声で言いなす。


