彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)







「だまされてるって、いつわかったの?」

「きょ、今日!さっきLINEで、小村さん達と遊ぶ約束をしたら、そういうLINEが返ってきたの!」

「小村さんって、あなたにゲーム内で借金させた悪人でしょう?借金がなくなったのに、まだ仲良くしようとしていたの?」



あきれた!

(学習能力ないの、この子!?)



「仕方ないじゃん!カーストナンバーワンの渕上さんに気に入られてるから、大丈夫だと思ったんだもん!」

「じゃあ、その渕上さんって子に助けてもらえば?」

「出来ないよ!格下が、格上に頼み事なんて―――――――――そんな図々しいこと出来ないよ!」

「友達は騙せたのに?」

「っ!?し、仕方なかったんだもん!!」



逆切れする相手に、心底あきれた。

このクズさ加減は、治りそうにないわね・・・

どうしたものかと考えていれば、都司子ちゃんはとんでもないことを言い出した。





「だから助けて、瑠華姉!お願い!」

「お願いって言われても、私じゃ力になれないわ。」

「嘘!私、知ってるんだからね!?瑠華姉の彼氏のこと!」

「え?」

「瑠華姉から、凛道蓮さんに私を助けるように言ってよ!!」

「なんですって?」





(何であいつの名前を!?)





ううん・・・知っててもおかしくないかも。

龍星軍は、今の若い子ならみんな知ってるレトロな存在。

知っててもおかしくないけど―――――





「彼氏ってどういう意味?」

「瑠華姉さんの彼氏なんでしょ!?お願い!私を助けるように説得してよ!」

「冗談はやめて!!何言ってんの!?」

「ひっ!?」





逃げるように私から距離を取った女子高生を見て、我に返る。

荒げてしまった声に、おびえる小娘を見て大人げないと思う。





「あ・・・違う!違うわよ~!?」





だから優しい声で言いなす。