「カンナがオメーのヨメだって言う思い込みが強くてな!一方的に、日曜にここにくるって言いやがった!」

「ええ!?ここって・・・瑞希お兄ちゃんの店舗兼お家に!?」

「凛たん、俺らも住んでるよぉ~?」



そう言って、定位置の席から声をかけてきたのはヘビースモーカーの先輩。



「失礼しました!瑞希お兄ちゃん達の店舗兼お家に!?」

「19時に勝手にくるってよ!会えなかった場合は、凛道が腰抜けだって噂を広めるらしいけどな!」

「強引ねぇ~こういう場合の強引さ、あたし大嫌ーい!」



ご機嫌斜めに言うと、人数分のジュースをキッチンから持ってきて下さったモニカちゃん。



「しかもそのやり方、完全なワナじゃない!はい、凛ちゃんのジュース♪」

「ありがとうございます、モニカちゃん。ワナとは?」

「凛道が合わねばならんという状況にされたと言うことだ。」

「獅子島さん。」



言ったのは、ハードカバーの本を開いて読んでいた眼鏡の先輩。

これにモニカちゃんは即・抗議した。



「あん!イオリンのばかぁ!凛ちゃん聞いてきたのはあたしよー!?」

「話し合いはスピードが重要だ。夜更かしは肌に毒なんだろう?」

「あん♪意地悪かと思ったら、あたしへの思いやり~!?許しちゃう♪」

「つーことで凛助は、キラキラネームと会わなきゃなんねぇーってことだな!!わはははは!!」

「えー・・・会わなきゃいけないように仕向けられましたかぁ~」



まとめるように言う百鬼さんに、望まぬ状況をなげけば、現役メンバーから声が上がった。



「すんません、凛さん!まさか、爆裂団で固まっているところにやってくるとは思わず!拒否できなくて申し訳ありませんでしたっ!!」

「マジそれ!チョー心外なんすけど~!?俺の方が、肩書上だから、普通は俺の方にくる系っしょー!?あいつら鬼ガチで頭おかしい系!なんで爆裂団!?」

「どういう意味だチャラ男!?俺らの爆裂団をばかにしてんのか・・・!?」

「そうだそうだ!なめんじゃねぇーぞ!?」

「俺らのどこがオメーに劣るんだよ!?」

「え~?龍星軍と比べたら、サゲサゲッしょー!?」

「くっ!?それは否定できねぇ!!俺らの爆裂団よりも瑞希先輩の龍星軍は格上・・・!!」

「ちょ、大河ー!?」

「気持ちはわかるが、口にされるとへこむんだけど!?」



〔★大河は長政の意見に同意した★〕