「家出少女の性被害を防ぎたくて、あたしみたいな子を一人でも減らしたくて、NPOでボランティアに参加してた。偉人が暴走族から半グレに落ちた奴だったから・・・暴走族が・・・似たような半グレや愚連隊、チーマーを、ヤンキーを憎んでいた。チョコちゃんが凛道蓮だと知った時、騙されたと勝手に思って拒絶してしまった。最低だわ、あたし・・・!」
「違います、瑠華さん!僕と比べたら断然、瑠華さんは真人間ですよ!」
「本当にごめんなさい・・・!」
「謝らないで下さい!」
「ごめんね・・・・怒ってるよね・・・?」
「怒ってません!最初から、怒ってないですよ!?」
「どうして怒らないの?」
「だって瑠華さん、無意味に人を傷つける人じゃないですよ!だから、何か事情があるのだと思ったんです!」
「出会ったばかりなのに、断言していいの?そこまであたしのことを、知り合ったばかりの人間を信用するのは危険よ?」
「それでもかまいません!少なくとも僕は―――――――――瑠華さんが悪い人だとは思えません!現に、感情がコントロールできないだけの事情があったじゃないですか!?話してくれたじゃないですか!?これで解決ですよ!」
「なんて・・・ばかなの・・・・!」
「バカですよ!僕は自分が賢いなんて思ってません!バカだけどバカなりに、自分出来ることをしてるだけです!間違えれば学習して気を付けます!それだけです・・・!」
「そうね・・・学習は大事よね・・・・」
「はい!」
「本当にあなたは、お人よし過ぎるわ・・・」
「いえ、けっこうちゃっかりしてます!」
「ぷっ!ちゃっかりって・・・!」
「そういうことですので、瑠華さん!ガールズバーでの件は、終わりにしましょう。僕は気にしてないから、瑠華さんも気にしないで下さい。いいですね?」
「あなたにはかなわないわ・・・・」
そうつぶやくと、瑠華さんはスンと鼻をすする。
「・・・・・・・ありがとう・・・・・・・!」
泣きそうな声で言うと、私の肩に額を押し付ける瑠華さん。
なんて言葉をかけていいかわからなくて。
自分にできることを考えた時―――――――
「ふふふ・・・チョコちゃんに、子ども扱いされちゃってるわね・・・」
「違います!は、励ましです!」
瑠華さんの頭をなでていた。
瑠華さんの髪はフワフワで、良い香りがした。
瑞希お兄ちゃんとは違った優しい香りだった。


