彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)






「けっきょく偉人の奴は・・・あたしがレイプされてる画像を、レイプされてないような画像に加工して、警察に匿名で送りつけてた。そこで警察でどんな話し合いがあったかは知らないけど、結果的にあたしは補導された。軽い補導で済んだのは、お姉が用意してくれた弁護士さんのおかげ。親にはその時見捨てられた。龍志とも終わった。」

「別れてくれって言われたんですか?」

「・・・・・・・・もうあたし達は、俺達は終りねって話はしたかな。龍志には、あたしよりも亜都子ちゃんの方がお似合いだったから・・・恋人関係になっててよかったと思ってる。」

「え!?あの2人が付き合ってるのを知ってたんですか!?」

「埼玉から離れた後に、風のうわさで聞いたわ。てか、亜都子ちゃんのお兄さん達がわざわざ知らせてくれたからね。」

「なっ!?嫌がらせされたんですか!?」

「くぎを刺されたのよ。『龍志は亜都子が慰めてカップルになった。裏切者は二度と帰ってくるな!』って・・・。」

「なっ!!?」

「『わかった』って返して、即・スマホを買い替えたわ。」

「あの野郎ぉ!!?事情も知らないで!なんてひどいことをいいやがるんだ!!」

「いいの!!知られないようにしたから当然よ!」

「ひどいよ・・・」







思わず声に出た言葉に、年上の女性はあざ笑う。






「人生、そういうもんよ。まさか・・・偉人がこっちに流れてくるとは思わなかった。龍志も、まだ違法カジノの件を追いかけてたのね・・・」

「あんまりですよ!これじゃあ、瑠華さんがあんまりですよ!?」

「・・・ごめんなさいね、チョコちゃん。」

「え?」

「あなたのこと・・・何も悪くなかったのに、ぶってしまって。」

「え!?いいですよ!あれって、埼玉時代の永山のチーム名に、龍星軍の名前が似ていて、怒りを思い出してやっちゃった感じでしょう!?」

「!?・・・そこまで、察しちゃってるのか・・・」

「はい、察してます!」

「ごめんなさい・・・」






私に頭を下げてあげると、瑠華さんは言った。