「現れるタイミング、良過ぎるもの・・・。どこからいたのか知らないけど・・・一緒にいたのは見てたんでしょう?」
これはごまかしはきかないな・・・
(正直に謝ろう・・・)
「・・・すみません・・・。」
「もう、なにが瑠華さんはタバコを吸っちゃダメ、よ?吸ってないってわかってたくせに・・・悪い子ねー?」
「ご、ごめんなさい!」
「いいわ。坊やのおかげで、面白いもの見れたし・・・。」
「面白いもの、ですか??」
「凛道蓮が座敷わらしみたいだって、噂の検証よ。」
「毎回思うのですが、誰がそんないい加減な噂流してるんですか!?」
「あははは!ウソとは言い切れないんじゃないの~?龍志も坊やと似たようなもんだったから。」
「え?神城さん、埼玉の座敷わらしなんですか??」
「違うわよ!ありがたがられて・・・好かれる存在ってこと。」
「え?僕、嫌われてますよ?今までのケンカともめごとは、そういう関係で発生してますから。」
「あなた・・・真顔でそう言うこと言わないで頂戴よ・・・」
事実を述べれば、なぜか残念そうな顔で否定してくる瑠華さん。
優しいなぁ~
「嫌われてるってのは、あたしみたいな女のことよ。お姉からきいてるでしょう?」
「いい子だって、聞いてます。」
「それは身内びいきなだけ!甘く見てるだけよ!」
「じゃあ、神城さんもツバキさんと同じということですか?」
「っ!?」
その問いかけで、瑠華さんが固まる。
というか、体がこわばったように見えた。
(あ・・・地雷だったかな?)
聞いちゃいけないことだったかもしれない。
自分の発言に後悔しつつ、瑠華さんを見ると――――――――
「・・・!!」
「・・・?」
(あれ?)
なぜか、赤い顔になっていた。
うつむいているからよく見えないけど、その表情はまるで―――――――
「あの・・・瑠華さん。」
もしかして・・・と、思うところがあったので、思い切って聞いてみた。
「瑠華さんは、神代龍志のこと、まだ好きなんですか・・・?」
「なっ!?」
その問いで、彼女は顔をあげる。
そこには、耳まで赤くなっている恋する乙女がいた。
〔★ウソを見抜く女は、ウソをつくのも下手だった★〕


