彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)





男子達が去ったところで、瑠華さんへと近づく。



「大丈夫ですか、瑠華さん?」

「坊や、どうして・・・!?」

「ごめんなさい。」



ポカーンとしている美女に、言い訳も含めて謝る。




「彼女でもないのに、あんな言い方してすみませんでした。僕の名前を出せば、引き下がってくれると思ったので、つい・・・・・」

「え、ええ・・・・・ああいう感じの引き下がり方は、初めて見たわ・・・いつもそうなの?」

「いえ、今回が初めてですので、初体験ですね~嬉しくないですが・・・」

「ぷっ!なにそれ・・・・」




私の言葉に、クスクス笑い始める瑠華さん。
怒ってないことにホッとしながら、改めて彼女に声をかけた。




「相席、いいでしょうか?」

「そうしないと、『俺の女』の説得力がないでしょう?」

「すみません。」




もう一度謝ってから、瑠華さんの向かい側・・・神城さんが座っていた場所に腰かけた。

その際、瑠華さんが灰皿を自分の手元へと引き寄せる。



「あの・・・?」

「たばこのにおい・・・体によくないからね。」

「・・・じゃあ、あまり瑠華さんも吸わないで下さい。」



本当は神城さんが吸っていたけど・・・それを言うと、のぞいていたことがばれてしまう。

あえてそう言えば、



「・・・そうね。」



どういうする返事を瑠華さんはしてくれた。




「・・・坊や、どうしてここにいるの?」

「いや、お兄ちゃん達は用事があるって言うので、僕だけ1人でご飯を食べて帰ろうと思いまして~」

「パフェが夕ご飯なの?」

「あ、甘い物を先に食べたくなったんですよ!」

「ウソは嫌いよ、坊や。」

「え!?」




私のごまかしに、瑠華さんの言葉が鋭くささる。





「あたしは、女よりも男に詳しいの。男のウソを見抜くのが得意なのよ?・・・見てたんでしょう?」

「・・・。」

(男に詳しいって・・・・)





何度も心の中で申し上げますが、私はあなたと同じ女なんですけどね~・・・





〔★心の中で言っても、意味がない★〕