彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




私の名乗りに、動揺しながら男子達は言う。



「マジか!?あんたがあのジャック・フロスト!?」

「マジマジ!前に見てっから間違いない!」

「すげー!本物かよ!?ヤバすぎるー♪」



私をにらんでいた眼が、動物園の動物でも見るようなものに変わる。

いろいろ思うことはあったけど、今、言うべきことを言った。



「お前ら、龍星軍4代目頭の女に声かける気か・・・!?」

「えっ!?凛道さんの女だったんすか!?え、と、とんでもねぇっす!違います違います!すんませんでした!」

「ガチで、申し訳ありませんでした!りゅ、龍星軍の凛道蓮さんの彼女って、知らなかったんすよ!」」

「まさか、あのMESSIAHやヤクザの組をぶっ潰したイケイケヤンキーさんの女に声かけるとか!許してください!!」

「わかったならいい。下がってくれ。」

「はい!あの凛道さん!下がりますから~握手いいっすか!?」

「は?握手?」

「俺も俺も!撮影いいっすか!?」

「は?撮影?」

「バカ!凛道さんは写真嫌いなんだぞ!?失礼じゃなかったら凛道さん!なんか持ち物、売ってもらえませんか・・・!?5千円しかないんで、その範囲内で何とか!」

「君ら、女子をナンパしてたんじゃないの?」

「してましたけど、凛道さんはヤバいっすよ!俺も金払うので、持ち物売ってもらえませんか!?」

「金払うので、写真良いすか!?凛道蓮さんの写真、とってもブレるもんしか取れないんで、レア度はんぱないんすよー!」

「つーか、ブレた写真でもお守りに持ってるとご利益あるって評判なんすよ!?見た目も中身も、ヤンキー界の座敷わらしだって!」

「子供で悪かったな!?」



〔★褒めるようにディスられた★〕