私の名乗りに、動揺しながら男子達は言う。
「マジか!?あんたがあのジャック・フロスト!?」
「マジマジ!前に見てっから間違いない!」
「すげー!本物かよ!?ヤバすぎるー♪」
私をにらんでいた眼が、動物園の動物でも見るようなものに変わる。
いろいろ思うことはあったけど、今、言うべきことを言った。
「お前ら、龍星軍4代目頭の女に声かける気か・・・!?」
「えっ!?凛道さんの女だったんすか!?え、と、とんでもねぇっす!違います違います!すんませんでした!」
「ガチで、申し訳ありませんでした!りゅ、龍星軍の凛道蓮さんの彼女って、知らなかったんすよ!」」
「まさか、あのMESSIAHやヤクザの組をぶっ潰したイケイケヤンキーさんの女に声かけるとか!許してください!!」
「わかったならいい。下がってくれ。」
「はい!あの凛道さん!下がりますから~握手いいっすか!?」
「は?握手?」
「俺も俺も!撮影いいっすか!?」
「は?撮影?」
「バカ!凛道さんは写真嫌いなんだぞ!?失礼じゃなかったら凛道さん!なんか持ち物、売ってもらえませんか・・・!?5千円しかないんで、その範囲内で何とか!」
「君ら、女子をナンパしてたんじゃないの?」
「してましたけど、凛道さんはヤバいっすよ!俺も金払うので、持ち物売ってもらえませんか!?」
「金払うので、写真良いすか!?凛道蓮さんの写真、とってもブレるもんしか取れないんで、レア度はんぱないんすよー!」
「つーか、ブレた写真でもお守りに持ってるとご利益あるって評判なんすよ!?見た目も中身も、ヤンキー界の座敷わらしだって!」
「子供で悪かったな!?」
〔★褒めるようにディスられた★〕


