なにこれ!?
両思いっぽい元カレを見送った後のナンパって、どんだけ空気読めねぇーんだよ!?
「けっこうよ!あっちに行って!」
イラっとしたのは私だけだったわけではなく、声をかけられた本人もあからさまに不機嫌になっていた。
フン!と横を向いて男達から顔をそらすが、奴らは食い下がってきた。
「いいじゃん、遊ぼうよ~」
(気に入らない!!)
なにが腹立つかって、瑠華さんの胸元に注目してるとこ!
(もう、我慢できない!)
いい加減、腹が立ったので、パフェと伝票をつかんで席を立つ。
そのまま瑠華さんをナンパする男たちの背後に移動し、低い声で呼びかけた。
「テメーら、俺のツレに何の用だ?」
「え!?」
「はあ?」
「なんだこのガキ!?」
「誰がガキコラ?オメーらもクソガキだろうが?」
メンチを切れば、あからさまににらんでくる男達。
「今度は何よ!?」
そんな男たちの後ろで、瑠華さんが戸惑いの声を出す。
そうだよね~位置的に、見えませんよね~
「誰がクソガキだ、小僧?」
「おい、こいつどこかで見たことがあるぞ・・・?」
「はあ~?ユーチューバーキッズとかかぁー?」
「ヤンキーだよこの野郎!!」
見たことあると言う奴の言葉に、おちょくる返事をしたバカに向かって怒鳴る。
「ユーチューバーキッズより知名度は低いが、族の中じゃー龍星軍の凛道蓮はそこそこ知られてると思いますけどぉー!?」
「「凛道蓮!!?」」
「そうだ思い出した!夏の集会で走ってるの見たんだ!円城寺君を手玉にとって、可児君を従えて、幡随院君と対等に付き合ってる、あの凛道蓮さんじゃねぇか!?」
(へぇー世間ではそう言われてるんだ・・・)
普通に友達って言ってほしい。
〔★凛は不満を覚えた★〕


