彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)





なにこれ!?

両思いっぽい元カレを見送った後のナンパって、どんだけ空気読めねぇーんだよ!?



「けっこうよ!あっちに行って!」



イラっとしたのは私だけだったわけではなく、声をかけられた本人もあからさまに不機嫌になっていた。

フン!と横を向いて男達から顔をそらすが、奴らは食い下がってきた。



「いいじゃん、遊ぼうよ~」



(気に入らない!!)



なにが腹立つかって、瑠華さんの胸元に注目してるとこ!



(もう、我慢できない!)



いい加減、腹が立ったので、パフェと伝票をつかんで席を立つ。

そのまま瑠華さんをナンパする男たちの背後に移動し、低い声で呼びかけた。





「テメーら、俺のツレに何の用だ?」

「え!?」

「はあ?」

「なんだこのガキ!?」

「誰がガキコラ?オメーらもクソガキだろうが?」





メンチを切れば、あからさまににらんでくる男達。





「今度は何よ!?」





そんな男たちの後ろで、瑠華さんが戸惑いの声を出す。

そうだよね~位置的に、見えませんよね~





「誰がクソガキだ、小僧?」

「おい、こいつどこかで見たことがあるぞ・・・?」

「はあ~?ユーチューバーキッズとかかぁー?」

「ヤンキーだよこの野郎!!」





見たことあると言う奴の言葉に、おちょくる返事をしたバカに向かって怒鳴る。





「ユーチューバーキッズより知名度は低いが、族の中じゃー龍星軍の凛道蓮はそこそこ知られてると思いますけどぉー!?」

「「凛道蓮!!?」」

「そうだ思い出した!夏の集会で走ってるの見たんだ!円城寺君を手玉にとって、可児君を従えて、幡随院君と対等に付き合ってる、あの凛道蓮さんじゃねぇか!?」





(へぇー世間ではそう言われてるんだ・・・)




普通に友達って言ってほしい。




〔★凛は不満を覚えた★〕