彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「なんであんたまで、コーヒーフロートなの?」

「俺もフロートって気分だったんだよ。」

「そう・・・で?あたしとあの外道が無関係って理解できた?」

「理解できた。」

「じゃあ、仲間への説得、頑張ってね。間違っても、あたしの方に絡んでこないでちょうだい。」

「善処(ぜんしょ)する。」

「善処じゃなくて、必ずそうして。迷惑なのよ。速水亜都司が。」

「あいつには言い聞かせる。他の奴にも――――」

「あら?他にもあたしの悪口言ってる人がいるのね?」

「あ、いや、そういうつもりじゃ~」

「いいわよ、知ってるから。あんたの仲間は、みんなあたしが大嫌いだもんね。」

「そんな言い方するなよ。」

「本当のことでしょう?あたしが外道に凛道蓮を自由にしていいって言ったとかってウソ、信じたんでしょ!?信じらんない!よくそこまで想像力を働かせられるわね!?全部、あたしが悪いってことにしたいのね?」

「そうは言ってないだろう?」

「同じでしょう?」

「亜都司のことは謝る。すまねぇ。」

「あんたに謝られたくないっ!!!」



その一言で、店内が静かになる。





「瑠華・・・。」

「・・・・あ、すみませーん!大声出して、ごめんなさーい!お騒がせしましたぁ~」





険しい表情になる神城さんを見ることなく、愛想よく店内の人々に謝る瑠華さん。

そんな美女が腰を下ろしたところで、神城さんがすまなそうに告げる。



「瑠華・・・オメーを傷つける気はなかったんだ。」

「だったらもう謝らないで。いい迷惑よ。」

「・・・・・・・わかった。」



そう答えながら、たばこを灰皿に押し付ける神城さん。



(なんか・・・・・根が深そうな感じね・・・・)



話の内容からして、瑠華さんと神城さん2人の問題に、外野の速水亜都司とその仲間達が文句付けてる感じ?

てか、人の恋路に他人が口はさむとか、コイバナ的にも最低じゃない?

レットカードものだよ!

感じ悪いなぁー・・・!



「お待たせしましたぁ~チョコレートパフェです。」

「ひゃ!?あ、ありがとうございます・・・!」



考え込むあまり、店員が近づいてきたことに気付かなかった。

慌てて笑顔で答えれば、ずっと笑顔のままの店員さんが聞いてきた。