「なんであんたまで、コーヒーフロートなの?」
「俺もフロートって気分だったんだよ。」
「そう・・・で?あたしとあの外道が無関係って理解できた?」
「理解できた。」
「じゃあ、仲間への説得、頑張ってね。間違っても、あたしの方に絡んでこないでちょうだい。」
「善処(ぜんしょ)する。」
「善処じゃなくて、必ずそうして。迷惑なのよ。速水亜都司が。」
「あいつには言い聞かせる。他の奴にも――――」
「あら?他にもあたしの悪口言ってる人がいるのね?」
「あ、いや、そういうつもりじゃ~」
「いいわよ、知ってるから。あんたの仲間は、みんなあたしが大嫌いだもんね。」
「そんな言い方するなよ。」
「本当のことでしょう?あたしが外道に凛道蓮を自由にしていいって言ったとかってウソ、信じたんでしょ!?信じらんない!よくそこまで想像力を働かせられるわね!?全部、あたしが悪いってことにしたいのね?」
「そうは言ってないだろう?」
「同じでしょう?」
「亜都司のことは謝る。すまねぇ。」
「あんたに謝られたくないっ!!!」
その一言で、店内が静かになる。
「瑠華・・・。」
「・・・・あ、すみませーん!大声出して、ごめんなさーい!お騒がせしましたぁ~」
険しい表情になる神城さんを見ることなく、愛想よく店内の人々に謝る瑠華さん。
そんな美女が腰を下ろしたところで、神城さんがすまなそうに告げる。
「瑠華・・・オメーを傷つける気はなかったんだ。」
「だったらもう謝らないで。いい迷惑よ。」
「・・・・・・・わかった。」
そう答えながら、たばこを灰皿に押し付ける神城さん。
(なんか・・・・・根が深そうな感じね・・・・)
話の内容からして、瑠華さんと神城さん2人の問題に、外野の速水亜都司とその仲間達が文句付けてる感じ?
てか、人の恋路に他人が口はさむとか、コイバナ的にも最低じゃない?
レットカードものだよ!
感じ悪いなぁー・・・!
「お待たせしましたぁ~チョコレートパフェです。」
「ひゃ!?あ、ありがとうございます・・・!」
考え込むあまり、店員が近づいてきたことに気付かなかった。
慌てて笑顔で答えれば、ずっと笑顔のままの店員さんが聞いてきた。


