瑠華さんと神城さんの後を追いながら思う。
(・・・どこに行くのかな・・・?)
バイクで移動されたら困るな・・・
そう心配していたけど、幸い、2人の行動範囲は近かった。
「あそこに入ろうぜ。」
「・・・わかったわ。」
神城さんが提案したのは、数メートル先にあるファミリーレストラン。
(近くて良かった!)
ファミレスに入った2人を追って、私も中に入る。
バレないように、近くの席へと・・・・死角へと座る。
(どうしよう・・・これじゃあ、完全にノゾキだけど~)
気になる。
(鳴海瑠華と神城龍志は元恋人同士・・・・・・)
恋人同士だった。
(それも、嫌いになって別れたわけじゃない・・・・)
つまり、復縁もありってことじゃない?
〔★凛は他人の恋愛も気になっていた★〕
「ご注文が決まりでしたら~お呼び下さい。」
お水を置いた店員が、瑠華さんと神城さんから離れていく。
2人ともお通夜の時みたいな無表情で、微動(びどう)だにしなかった。
(何を話すんだろう・・・?)
「ご注文がお決まりでしたら~」
「チョコレートパフェを1つ。以上で。」
「かしこまりました~チョコレートパフェで承りました~」
観察する私の前にも店員が来たが、小声で即・適当に注文してお見送りする。
(てか・・・あんなムードで、会話をスタートできるのかしら・・・・?)
私の心配をよそに、先に口を開いたのは神城さんだった。
「・・・瑠華。」
「・・・なに?」
「元気そうだな・・・」
「龍志こそ・・・チーム、前よりも大きくなったみたいんじゃない?」
「増やしてるつもりはないんだけどな。」
「いい加減、うぬぼれてもいいんじゃない?龍志を慕ってる人は多いって。」
「瑠華に言われると、そう思ってもいい気になるぜ。」
「ありがとう。」
そう言って話す2人は、少しだけ笑っているように見えた。
(・・・けっこう、良い雰囲気だなぁ~)
ドキドキしながら聞いていれば、瑠華さんが神城さんに話しかけた。


