彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「なんなのよ、あんた達!?馬鹿にしてるの!?」

「落ち着きなさい、瑠華!」

「そうですよ。僕らはもう帰りますから。」

「え!?蓮君、もう帰るの!?」

「はい。」



怒りに震える瑠華さんを、これ以上、怒らせるわけにはいかない。

ギョッとするツバキさんに、出来るだけ冷静な口調で伝える。



「瑠華さんの元気な姿を見れて安心しました。」

「元気じゃなくて、キレてんだけど!?」

「怒る元気があるのは良いことですよ。いいですよね、瑞希お兄ちゃん。」

「そうだな。」



私の問いかけに瑞希お兄ちゃんは同意して下さった。



「凛が良いなら、納得できたんなら、帰るか。なぁ、烈司?」

「意義なーし♪」

「ええ!?ツカサさんも帰るんですか!?」

「もちろん♪俺、凛たんの付き添いだからね~」

「そんな・・・・!」



烈司さんの返事に、あからさまにショックな顔をするツバキさん。



「せめて、お礼に一緒に食事を!蓮君も!そうしましょう!?」

「いえ、お気になさらないでください。ツバキさん、これからも瑠華さんに優しくしてくださいね。」

「そうそう。凛たんの言葉は、俺の言葉だからねーツバキちゃん?」

「そ、そんな~!本当に帰るんですか、ツカサさん・・・!?」

「おう。」

「・・・・・わかりました。」

「今日はありがとな、ツバキちゃん?また連絡するからさ。な?」

「えっ♪わ、わかりました~!!」



(ツバキさん、烈司さんのことが好きなのかな・・・?)



いや、好きなんだろうな。

烈司の言葉に一喜一憂する姿に、他人事とは思えない。



〔★オーナーも恋する乙女らしい★〕