「む、むぃい・・・!!」
(マズイ!マズすぎる!拷問だわ!!)
思わず、ヤマトに返してしまった謎のジュース。
あまりにもクセが強すぎるドリンクをくれた相手を見れば――――――
「うおおおお!うはははは!オウオウオウオウ!!」
「ヤマト!?」
「オウオウオウオウ!阪神タイガース!フレフレフレフレ!」
「なに歌ってるんですか!?」
吐きだす音が、発声音に変わっていた。
〔★口ずさむのは、阪神タイガースの歌だった★〕
「ちょっとー!?大丈夫ですか!?あまりのまずさに、おかしくなったんですか!?」
「あ・・・あか―――――――――――!!!あかんで、凛!!」
「わかってます!これ、サロンパスの味がしました!一口だけだったのに、もう舌がおかし・・・うぇ!さよならしましょう!飲めませんから、さよならしましょう!!」
「あかん・・・!ルートピアを捨てたら、あかん・・・!食べ物を粗末にしたらあかんよ・・・!?」
「食べ物じゃなくて飲み物ですよ!?そんな状態でもまだ、もったいない精神を貫くの!?良いことだけれでも!!」
「うう・・・もったいないから、あと2回・・・あと3回チャレンジしたら、なんとかなるような気ぃーする・・・!」
「チャレンジのレベル上げなくていいです!!頑張らないで!頑張らなくていいから!飲まないで下さい!!」
「あかんよ!できへん!もったいない!!もったいないことは――――――――関西人の『さが』が許さへん!!」
「もったいないにも限度があるだろう!?」
(面倒くさいな、関西人!?)
〔★関西人にも個人差があります★〕


