彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)





「実はあの子で、瑠華の真似をして自分も『龍勢偉鎧』が警察行きになるための調査に協力するって、単独で動いてたんですよ。」

「あ、その頃から、ソロ活動が多い子だったんですね?」

「ここでも単独行動してましたか?」

「あ~それがきっかけで知り合いまして・・・。」

「呆れた!あの子、いつも余計な手出しをして、そのたびに失敗するのに懲りなくて~嫌になるわ、天然って!」

「まぁまぁ、落ち着いて下さい!それで?亜都子ちゃんのソロ活動が、気になるんでしたっけ?」

「あ、すみません!話を戻しますね。」



私に頭を下げると、落ち着きを取り戻した声で話してくれた。



「速水亜都子は、自分の記憶がない時間帯について、『龍勢偉鎧』のメンバーがよく行くたまり場の1つを、徹夜で張り込んでたって言うんですよ。」

「張り込みしてたんですか?」

「ええ・・・見つかった公園が、『龍勢偉鎧』のたまり場から近くて・・・おそらく、眠気覚ましで、1度たまり場から離れて、公園のベンチで休んでるうちに眠ってしまったんじゃないかと結論付けられました。眠くて体が疲れてたから忘れちゃったんじゃないかって話で終わったんですけど・・・・引っ掛かるんですよね・・・!」

「その時の亜都子ちゃんに、ケガなどの外傷はあったのですか?」

「ないですね。乱暴された瑠華を見つけた後だったので、亜都司が産婦人科に連れて行きましたけど、見た目通りの無傷で、検査結果も、キレイな体だと・・・妊娠する行為さえしていないと未使用な体と診断書にかかれたぐらいです。」



(つまり、レイプはされてないことか。)

「よかった・・・」



誰であっても、あんな怖い思い、してほしくないよ。



「よくないですよ!」

「え?なぜです?」



ホッとする私を、ジロッとにらみながらツバキさんは言った。