「吉田の借金は菅原が引き継いだことに昨日でなってる!逆らっていいのか?学歴を気にする親を泣かせるぞ!?」
「そんな・・・!」
「親孝行したいなら、親を悲しませること言うなよなぁー?あと、警察にチクろうなんて思うなよ~!お前のアカウントは、常に監視されてるからなー!?」
メンチを切りながら言うと、私の頬を平手で殴ってきた。
パン!
「痛!?」
「覚えとけ!借金返せない時は、昨日の撮影会の続きだからな・・・!?」
そう言うと、鼻歌を歌いながら立ち去る鳥海。
(・・・・脅迫罪が成立するな・・・・!!)
そうとしか思えない指示。
連帯保証人でもないのに、吉田都司子の借金が私の借金になるとか・・・ふざけてる。
(私のアカウントまで勝手に作るなんて、どこまで悪し―――――――――――あれ?)
そこまで考えて気づく。
(このアカウントを使えば、『GREATSTAGE』に侵入できない?)
調査、継続できるんじゃないの!?
亜都子ちゃんの件で、ログイン出来るのは、アカウントがかなり厳しくなってしまったが、これなら――――――――
(渕上一味が用意したのなら使えるはず!)
そう思う理由の説明は難しいけど、私の直感が断言している。
これは使える!
(だけど・・・・菅原凛のアカウントを、凛道蓮が使っても大丈夫なもんかな・・・??)
他のアカウントが――――――――
(―――――――――ある・・・。)
1人、心当たりがいる。
一か八かだけど、確かめよう。
(それも含めて、話をしなければ・・・・!)
決意して、周囲を見渡せば、電柱の陰に友はいた。
(ヤマト!!)
視線を送れば、ぐっと親指を立てて答えてくれた。
(本当に、見守ってくれていたのか・・・)
『本物の友情』に感謝しつつ、親友に背を向けて歩く。
凛道蓮になるための場所を目指し、その身を夜の闇へと沈めた。


