彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「わし、コソコソしとっても目立つんやって~!それで、ミクはんに職務質問されてもーてなぁ~!潜入は頼んだけど、尾行は頼んどらんってのぉ~!けど、大丈夫や!凛のことはゆーとらんで!?『自分の借金を、友達に肩代わりさせようとしとる同級生を追ってるんですぅ~』とゆーたけどな!うははは!!」

「そ、それで瑞希お・・・ミクさんは!?」

「せやせや!一肌脱いで、一緒に突入してくれてんねん!ええ女と、ええ男やろ~わし!?うははははは!!」

「なんでっ!?」



笑い声を上げるヤマトに、思わず掴みかかる。



「なんで!?なんでなの!?」

「うん?」

「なんで!?なんで!?」

「うん。」

「なん、で・・・・!?」

「うん・・・。」



自分が、何を聞こうとしているのかわからなかった。



いや・・・なんとなく、わかっていたけど・・・



「なんで―――――――――!?」



これはヤマトに聞くことじゃない。



「・・・友達じゃ、なかったの・・・・・・!?」



なんで、私を裏切ったの?





「・・・・・よっちゃん・・・・・・・・・!!?」

「・・・うん。」





友達だと思っていた子の名を呼べば、ヤマトが私を抱き寄せてくる。





「友達やったけど、友達やっなかったんやろうな。」

「なにそれ!?どっちなの!?はっきりしてよ!!」

「いや~はっきりは言えへんよぉ~!凛、傷つくやんかー!?わし、そないな親友の姿は見とーないねん!」

「はあ!?なにそれ!?」

「せやから~言えへんねん!ごめん!ホンマごめん!カンにんなぁ~!」

「なにそれ!?なにそれ!?なにそれ!?」





ヤマトの腕の中、にぎった両手の拳を彼の胸板にたたきつける。