「・・・タコ焼きの匂い・・・!?」
「あ♪わかるぅ~!?わし、1日1食はタコ焼きやねん!!ちゅーか、今朝うっかり、ソースを服にこぼしてもーたんや!うはははは!!」
「ど、どーりで、香ばしいソースの香りがするはずですね・・・!」
アハハと苦笑いすれば、ポンポンと頭を撫でられた。
「わしらがあそこにいた理由、聞かんのか?」
「・・・・・・・・話してくれるのですか?」
「あの店、『GREAT STAGE』の『帳簿保管庫候補』の1つやねん。」
「帳簿保管庫候補?」
思わず顔を上げれば、ヤマトが耳元でささやく。
「せや!あの店、女探偵のミクはんが教えてくれたねん!わしらが最初に行った『GREATSTAGE』は本店やけど、金の流れを記したデータを保存してへんらしーんや!それじゃあどこ~?っちゅー話になった時、いくつか候補が絞られてな!その一つやったから、つーちゃんの要請とは別で、ミクはんこと瑞希はんから頼まれた潜入捜査しとったんよぉ~うははは!」
「なぜ、ミクさんが・・・ヤマトに教えてくれたのですか?そのこと、龍星軍の他のメンバーは知ってるのですか?」
「知ってるのは、わしだけや。ミクさんも、内緒で1人で動いとったねん。最近の凛、誰かさんと一緒やったから、わしヒマでヒマで!『GREATSTAGE SECOND』に、新人スタッフとして夕方シフトで働いとったねん!昨日も出勤やったんやけど、尾行しとったわしに、ミクはんが声かけてきてなぁ~!」
「尾行!?ヤマトが!?誰を!?」
「菅原凛。」
その言葉に息を飲む。
「ど、どういうこと!?」
「心配やったから。」
「心配って・・・!?」
「わし、ひねくれもんやから、吉田さんを信用できてなかったんや。」
「え!?」
ヤマトの言葉が、深く胸に深く突き刺さる。


