彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「・・・タコ焼きの匂い・・・!?」

「あ♪わかるぅ~!?わし、1日1食はタコ焼きやねん!!ちゅーか、今朝うっかり、ソースを服にこぼしてもーたんや!うはははは!!」

「ど、どーりで、香ばしいソースの香りがするはずですね・・・!」



アハハと苦笑いすれば、ポンポンと頭を撫でられた。



「わしらがあそこにいた理由、聞かんのか?」

「・・・・・・・・話してくれるのですか?」

「あの店、『GREAT STAGE』の『帳簿保管庫候補』の1つやねん。」

「帳簿保管庫候補?」



思わず顔を上げれば、ヤマトが耳元でささやく。





「せや!あの店、女探偵のミクはんが教えてくれたねん!わしらが最初に行った『GREATSTAGE』は本店やけど、金の流れを記したデータを保存してへんらしーんや!それじゃあどこ~?っちゅー話になった時、いくつか候補が絞られてな!その一つやったから、つーちゃんの要請とは別で、ミクはんこと瑞希はんから頼まれた潜入捜査しとったんよぉ~うははは!」

「なぜ、ミクさんが・・・ヤマトに教えてくれたのですか?そのこと、龍星軍の他のメンバーは知ってるのですか?」

「知ってるのは、わしだけや。ミクさんも、内緒で1人で動いとったねん。最近の凛、誰かさんと一緒やったから、わしヒマでヒマで!『GREATSTAGE SECOND』に、新人スタッフとして夕方シフトで働いとったねん!昨日も出勤やったんやけど、尾行しとったわしに、ミクはんが声かけてきてなぁ~!」

「尾行!?ヤマトが!?誰を!?」

「菅原凛。」





その言葉に息を飲む。





「ど、どういうこと!?」

「心配やったから。」

「心配って・・・!?」

「わし、ひねくれもんやから、吉田さんを信用できてなかったんや。」

「え!?」





ヤマトの言葉が、深く胸に深く突き刺さる。