(思い出したら、腸が煮えくり返る・・・・!)
なにが、法の下ではみんな平等だよ?
警察官のどこが、中立な立場なのよ?
社会的に強い奴は、なにしても許されるの?
まじめじゃなくて、肩書きが良い奴が、得をする社会の?
(もう学校なんて行きたくない!!)
何度も何度も、そう思ったけど――――――それはできない。
いつもギリギリのところで、踏みとどまっていた。
今日だって・・・・!
実力テスト終了の翌日から、通常の授業が始まる。
大学の推薦を狙ってる以上、不要な欠席はしてはいけない。
「凛、気持ちの持ち方が大事よ!トラブルに巻き込まれてびっくりしたと思うけど、切り替えが大切だからね?」
「凛ならできるぞ!欠席日数も内申に響くからな。前を向いて、先のことを考えていこうな?」
「わかってるよ、お母さん、お父さん。」
ほぼ、気合い論ときれい事のエールを受けて家を出る。
休むことなく、学校へと向かう。
その道中で、何度かスマホのラインを見る。
(・・・・・・・連絡なしか。)
あるから、よっちゃんからの電話もメールもない。
こちらから、連絡する気にもなれない。
最初から、私を騙すつもりだったのなら―――――――
(もう連絡してこないだろうな・・・。)
重い気持ちで校門をくぐる。
「あれでしょ?」
「やーだー!菅原だ!」
「警察のお世話に~」
「渕上さんが・・・」
「吉田もさ~」
周りからの視線と、クスクスと笑う声が続く。
下駄箱ではなく、その近くに置かれているゴミ箱をのぞく。
やっぱり、私の上履きが入っていた。
汚れを払ってからはき、はいてきた靴を下駄箱に入れる。
「あれーゴミ箱に入れないの?」
知らない男子が笑いながら言う
それで一緒にいた男女数人が大笑いする。
周りの生徒達もニヤニヤしていた。
無視して、教室へ向かう。


