「それって・・・・私が、よっちゃんの一番大事な友達ってこと・・・?」
「そうだよ♪あ・・・でもすがちゃんに、別の子がいるなら~・・・セカンドで良いけどね?あははは・・・」
「親友だよ。」
「え?」
自分でも驚くぐらい、はっきりと言葉にしていた。
「私も!菅原凛にとって、よっちゃんが1番の親友だよ!」
「え!?」
「だ、だめかな?」
「・・・・・・ううん。」
じっと私の顔を見た後で、よっちゃんは首を横に振る。
「私も同じ気持ちだよ。ありがとう、親友。」
「・・・わ、私こそ・・・」
(・・・ありがとう・・・!!)
どちらともなく、お互いを抱きしめあう私達。
嬉しくて、切なくて、やっぱり嬉しくて楽しい気持ちになる。
「お、お昼ご飯食べよっか?」
「う、うん!」
「あ、あのね!今日も、ポイント稼ぎに付き合ってもらってもいい?」
「い、いいよ。」
「初めて行くところだから心細くて・・・」
「わかった、付き合うよ。」
「ありがとう・・・えーと、それでその・・・・・・・・ポイント稼ぎが終わってからも、普通に友達として付き合ってくれませんか・・・・?」
「え?」
「すがちゃんに胸を張って親友だって言ってもらいたいの。今度は私がすがちゃんを助けていきたいから。」
「よっちゃん・・・」
瑞希お兄ちゃん、瑞希お兄ちゃん。
あなたにご報告したいです。
「そんな・・・・・・今でも十分、親友だよ。2人でいっぱい、思いで作ろうね、よっちゃん。」
「あ、ありがとう!すがちゃん・・・!!」
あはは!とよっちゃんが笑うので、私も思わず笑ってしまう。
ほんわかとした幸せな時間は、菅原凛にとっては貴重なこと。
好きになった親友の笑顔に、私は心の底から救われるひと時となった。


