彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「残念ながら、向こうが凛達を巻き込んでくれたんすよ。テメーらのボディーガードのバイトしろって言ってきましてね。」

「はあ!?勘弁してくれよ!」

「あ~そーきたかぁ~」



悪態をつく丸山さんと、大きく息を吐く渡瀬さん。

瑞希お兄ちゃんは、再び渡瀬さんに視線を戻しながら言った。



「会長、凛をどう思ってんすか?任せる感じっすか?」

「・・・断言できないね。僕からもチョコちゃんの話をしてるんだけど、ちょっとかみ合わないところがあってね・・・」



胸の前で腕を組むと、厳しい表情で渡瀬さんは言う。



「チョコちゃん、教えてくれないか?」

「な、なにをですか?」

「瑠華ちゃんと何があったの?」

「なにって・・・」

(大原会長さんから聞いたんじゃなかったの??)


「あ、えーとね!一応、公平な判断をするために、当事者であるチョコちゃんの口からも、トラブルの内容を聞いておきたいんだよ。」

「あ・・・なるほど。」

それもそうね。



(会長さんも関係者になるかもしれないけど、最初からいたわけじゃないし・・・)



そう納得できたのでしゃべった。

どういう流れで平手打ちをされたのかを。



「えーとですね~僕が瑠華さんの勤めるガールズバーにご招待され、お兄ちゃん達と遊びに言ったら、瑠華さんがピアスの三人組にからまれて、それを僕が助けて、龍志と亜津司と言う男性2人も加勢してくれて、お兄ちゃん達も来てくれて、追い払われたんですが、男性2人組が瑠華さんの知り合いで、喧嘩みたいなムードになったけど帰ってくれて、瑠華さんが僕が龍星軍の4代目総長だとわかって僕を平手打ちして二度と来ないでと言われて、追い返されてしまいました。」

「一気に言ったね。」

「はい。」



だって、早く話を終わらせて、瑞希お兄ちゃんとの時間を作りたいんだもん。



〔★凛は瑞希が第一だった★〕