彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「失礼だろう、凛!?ごめんなさいは!?」

「え、あ、ごめんなさい!」



好きな人からのお叱りの言葉で、なにか失礼を言ったのだと自覚しながら、言われた通りに謝る私。



「・・・別にいいけど・・・」

「ゴホゴホ!野生・・・くっくっくっ!」



そんな私に、頬を染め、ソッポを向く丸山さんと、むせながら笑いを堪えている渡瀬さん。



「笑いすぎっすよ。」

「ははは!ごめんごめん!」



丸山さんが口元を引きつらせながら渡瀬さんの肩をつかめば、ギブアップという感じの動きで、自分の肩に置かれた丸山さんの手をポンポンと叩く渡瀬さん。



「チョコちゃん、丸やんを心配してたんだね~優しいな~よかったなー丸やん?」

「チョコは心配性なだけでしょ!?ほら、チョコ!チョコはストローがいるんだったよな!?早く水分補給しなよ!お兄ちゃんの方も!」



赤い顔をさらに赤くしながらストローの封を切ると、私のグラスの中へと差し入れてくれた。

もちろん、瑞希お兄ちゃんのグラスの方へもだ。



「ありがとうございます。」

「わざわざすみません!」

「チョコは手がかかるし、ついでだから。じゃ、仕事あるから。」



そっけなく言うと、足早に厨房へと戻って行く丸山さん。



「ごめんね~丸やん、素直じゃないから。」

「とんでもないです!変わらずご親切ですよ!」

「凛にはそうみたい何で良いっすよ。つーか、俺は凛のついでね・・・」

「誤解ですよ瑞希お兄ちゃん!お仕事のついでに、飲み物を運んできてくれたという意味です!!瑞希お兄ちゃんがサブなどあり得ません!メインですよ!!」

「いい弟さんだね?」

「わかってくれますか?」

「ちょっと!わかってますか?瑞希お兄ちゃんも渡瀬さんも!?」

「「わかってま~す!」」

「ならいいです!」



〔★大人2人は凛に合わせた★〕