「失礼だろう、凛!?ごめんなさいは!?」
「え、あ、ごめんなさい!」
好きな人からのお叱りの言葉で、なにか失礼を言ったのだと自覚しながら、言われた通りに謝る私。
「・・・別にいいけど・・・」
「ゴホゴホ!野生・・・くっくっくっ!」
そんな私に、頬を染め、ソッポを向く丸山さんと、むせながら笑いを堪えている渡瀬さん。
「笑いすぎっすよ。」
「ははは!ごめんごめん!」
丸山さんが口元を引きつらせながら渡瀬さんの肩をつかめば、ギブアップという感じの動きで、自分の肩に置かれた丸山さんの手をポンポンと叩く渡瀬さん。
「チョコちゃん、丸やんを心配してたんだね~優しいな~よかったなー丸やん?」
「チョコは心配性なだけでしょ!?ほら、チョコ!チョコはストローがいるんだったよな!?早く水分補給しなよ!お兄ちゃんの方も!」
赤い顔をさらに赤くしながらストローの封を切ると、私のグラスの中へと差し入れてくれた。
もちろん、瑞希お兄ちゃんのグラスの方へもだ。
「ありがとうございます。」
「わざわざすみません!」
「チョコは手がかかるし、ついでだから。じゃ、仕事あるから。」
そっけなく言うと、足早に厨房へと戻って行く丸山さん。
「ごめんね~丸やん、素直じゃないから。」
「とんでもないです!変わらずご親切ですよ!」
「凛にはそうみたい何で良いっすよ。つーか、俺は凛のついでね・・・」
「誤解ですよ瑞希お兄ちゃん!お仕事のついでに、飲み物を運んできてくれたという意味です!!瑞希お兄ちゃんがサブなどあり得ません!メインですよ!!」
「いい弟さんだね?」
「わかってくれますか?」
「ちょっと!わかってますか?瑞希お兄ちゃんも渡瀬さんも!?」
「「わかってま~す!」」
「ならいいです!」
〔★大人2人は凛に合わせた★〕


