彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「優しいですね瑠華さん!?てか、恩人じゃないですか!?」

〈それがそうとも言い切れないです。お説教受けちゃいましたから。〉

「瑠華さんからお説教!?」

〈涼子殿がからまれたのは、単独行動をしたためで、目を話すなと。あとは軽い侮辱の言葉ですね。〉

「ええ!?大丈夫だったのですか!?」

〈大丈夫です。ですが、我が君・・・・・あなたの女の趣味は悪いですね~〉

「なんでそうなるんですか!?僕、瑠華さんを恋愛対象にしてませんからね!?」

〈なるほど~性欲の対象ですか?〉

「もっとしてねぇーよボケ!俺を怒らせるために電話してきたんか、コラ!?」

〈あははは!本気にする我が君も、か~わ~いーいー♪では、本題に入りますね♪〉



怒る私をよそに、ご機嫌な声でつなぐは言った。



〈GREATSTAGE関係について、新たな情報をえましたので、ご報告致します。〉

「なにかわかったのですか!?」

〈ささいなことですが。〉

「助かります。教えて下さい、つなぐ。」

〈おおせのままに!『GREAT STAGE』ですが、わが君達が張り込みに出向いた場所が本店で、他にも10店舗の日本支店が存在します。〉

「10店舗も!?そんなに流行ってるのですか!?」

〈間借りだからです。〉

「間借り?間借りって、あの間借りですか?建築の?」

〈はい、あの間借りです。建築です。〉



私の問いに、つなぐは丁寧に答えてくれた。



〈昼間だけ営業している飲食店を、営業終了後の夜の時間だけ借りて、商売するという方法です。二毛作のようなものですね。〉

「そういえばテレビで、古本屋さんを間借りして、カレー屋さんをやって人気になってるっていうのを見たかも・・・」

〈それのネットカジノバージョンです。ただし、カジノとして届けていません。あくまで、『何かの代わりとして、ネットゲームができる場所』というグレーゾーンでやってます。〉

「例えば?」

〈偽装しやすいのがバーです。〉



話をふれば、詳しく答えてくれる忍び。