「優しいですね瑠華さん!?てか、恩人じゃないですか!?」
〈それがそうとも言い切れないです。お説教受けちゃいましたから。〉
「瑠華さんからお説教!?」
〈涼子殿がからまれたのは、単独行動をしたためで、目を話すなと。あとは軽い侮辱の言葉ですね。〉
「ええ!?大丈夫だったのですか!?」
〈大丈夫です。ですが、我が君・・・・・あなたの女の趣味は悪いですね~〉
「なんでそうなるんですか!?僕、瑠華さんを恋愛対象にしてませんからね!?」
〈なるほど~性欲の対象ですか?〉
「もっとしてねぇーよボケ!俺を怒らせるために電話してきたんか、コラ!?」
〈あははは!本気にする我が君も、か~わ~いーいー♪では、本題に入りますね♪〉
怒る私をよそに、ご機嫌な声でつなぐは言った。
〈GREATSTAGE関係について、新たな情報をえましたので、ご報告致します。〉
「なにかわかったのですか!?」
〈ささいなことですが。〉
「助かります。教えて下さい、つなぐ。」
〈おおせのままに!『GREAT STAGE』ですが、わが君達が張り込みに出向いた場所が本店で、他にも10店舗の日本支店が存在します。〉
「10店舗も!?そんなに流行ってるのですか!?」
〈間借りだからです。〉
「間借り?間借りって、あの間借りですか?建築の?」
〈はい、あの間借りです。建築です。〉
私の問いに、つなぐは丁寧に答えてくれた。
〈昼間だけ営業している飲食店を、営業終了後の夜の時間だけ借りて、商売するという方法です。二毛作のようなものですね。〉
「そういえばテレビで、古本屋さんを間借りして、カレー屋さんをやって人気になってるっていうのを見たかも・・・」
〈それのネットカジノバージョンです。ただし、カジノとして届けていません。あくまで、『何かの代わりとして、ネットゲームができる場所』というグレーゾーンでやってます。〉
「例えば?」
〈偽装しやすいのがバーです。〉
話をふれば、詳しく答えてくれる忍び。


