彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「あーごめんごめん!でも、ぐずぐずしてる君が悪いよ!?早くスマホ出してよ!」

「・・・・・なんで、ですか?」

「いいから!早く早くー!」

「・・・い、いやです!」



はっきりと拒否した。

すると相手は、こっちへと向かって進んでくる。



「やっ・・・!」



ヤダ来ないで!後ろへと下がるが、背中に冷たい物がぶつかる。



(あ、後ろ壁で、行き止まり――――――!?)

ドンッ!!

「きゃ!?」

「言わせないでよ~!連絡先交換するためだよ!?」



壁ドンされながら言われる。



「・・・・凛君・・・」



思わず読んでしまった名前。



「あ?りんくんって、だれ?」

「!?ど、どいてください!」

「ダメダメ!連絡先の交換終わってないし、りんくんがわからなーい!凛子ちゃんの兄弟とか?」

「わ、私はあなたと連絡先の交換はしません!凛君も関係な――――!!」

バン!!

「連絡先、交換するって約束しただろう!?」



耳元で、真横で大きな音を立てられる。

逃げようと思っても、怖くて体が動かない。

情けないことに、本当に指先一本動かないの。



(怖いよ!助けて、凛君!!)



「しゃーねぇーな!スマホ、代わりに出してやるよ!どーこかな?ここかなぁ~!?」



そう言って、気持ち悪い男の手が胸元に伸びてきた時だった。



「電源オフは、ここかしら?」

ゲシッ!

「はうっ!?」



そのセリフに合わせ、気持ち悪い男がその場でジャンプする。



「うぉおおおおお!!」



股間を両手で押さえながら、低くうめくと、その場にしゃがみ込む。



〔★キモい男に、人工的な天罰が下った★〕





「え?ええ!?」

「ああ、良かった。発情した雄の電源を落とすのは、今の場所押さえるので良かったのね~」





そう言いながら、気持ち悪い男の背後から現れたのは~





「ドラクエのお姉さん・・・」

「やっほー」





巨乳のポニーテールの女性だった。

彼女は私の側にくると、ウィンクしながら言った。