「あーごめんごめん!でも、ぐずぐずしてる君が悪いよ!?早くスマホ出してよ!」
「・・・・・なんで、ですか?」
「いいから!早く早くー!」
「・・・い、いやです!」
はっきりと拒否した。
すると相手は、こっちへと向かって進んでくる。
「やっ・・・!」
ヤダ来ないで!後ろへと下がるが、背中に冷たい物がぶつかる。
(あ、後ろ壁で、行き止まり――――――!?)
ドンッ!!
「きゃ!?」
「言わせないでよ~!連絡先交換するためだよ!?」
壁ドンされながら言われる。
「・・・・凛君・・・」
思わず読んでしまった名前。
「あ?りんくんって、だれ?」
「!?ど、どいてください!」
「ダメダメ!連絡先の交換終わってないし、りんくんがわからなーい!凛子ちゃんの兄弟とか?」
「わ、私はあなたと連絡先の交換はしません!凛君も関係な――――!!」
バン!!
「連絡先、交換するって約束しただろう!?」
耳元で、真横で大きな音を立てられる。
逃げようと思っても、怖くて体が動かない。
情けないことに、本当に指先一本動かないの。
(怖いよ!助けて、凛君!!)
「しゃーねぇーな!スマホ、代わりに出してやるよ!どーこかな?ここかなぁ~!?」
そう言って、気持ち悪い男の手が胸元に伸びてきた時だった。
「電源オフは、ここかしら?」
ゲシッ!
「はうっ!?」
そのセリフに合わせ、気持ち悪い男がその場でジャンプする。
「うぉおおおおお!!」
股間を両手で押さえながら、低くうめくと、その場にしゃがみ込む。
〔★キモい男に、人工的な天罰が下った★〕
「え?ええ!?」
「ああ、良かった。発情した雄の電源を落とすのは、今の場所押さえるので良かったのね~」
そう言いながら、気持ち悪い男の背後から現れたのは~
「ドラクエのお姉さん・・・」
「やっほー」
巨乳のポニーテールの女性だった。
彼女は私の側にくると、ウィンクしながら言った。


