「サクラ大戦も良いゲームだし、馬鹿って言う個人攻撃もよくないぞ!?」
「はあ~?本当のことでしょ?今現在リアルで、その子達口説いてたのが何よりの証拠だっつーの!オフ会でナンパゲームすんなよ!ココちゃんにセクハラしてるクソ男!」
「え!?ちが!?」
(涼子ちゃんにセクハラだと!?)
その声に合わせて男の動きが挙動不審になる。
涼子ちゃんは涼子ちゃんで――――
「お手洗いにいます―――――――」
逃げるように席を立ち、トイレの方へと走っていく。
「このタブレット良いなぁ~ねぇ、すがちゃん?すがちゃん?聞いてる、すがちゃん!?」
「え!?う、うん!」
「どうしたの?さっきから変よ?」
「その・・・トイレに行ってくるね!」
「あ、それで?いいよいいよ、行きなよ。」
「ありがとう!」
一瞬目を離しただけだったけど、振り返った時、涼子ちゃんの姿が消えていた。
もう女子トイレに入ったの!?
「あ~ちょっと席替えさせて下さいね!ココちゃんと私が入れ替わって~凛子ちゃんとナナちゃんが入れ替わります~」
「ええ!?ちょ、真に受けて、俺からココちゃんを遠ざけないでよ!?」
「嫌なら、私達帰ろうかー?」
帰宅を伝えるつなぐに、バツの悪い顔になる男。
「う!?い、いいけどさー・・・」
「ココちゃん、どうする?」
「へ、平気。気にしないで。」
作り笑いをする涼子ちゃんの様子と、つなぐの気遣いと、不満げな男の姿を見て、ポニーテールのお姉さんの指摘が事実だったと理解する。


