彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「ますみはりっくんの役に立ちたいの!だから、潜入調査をするの!抜けがけはさせないからね!?」

「はあ!?オメーが今しようとしてることは、凛を心配させる行動でしかないんだよ!オメーみたいな非戦闘員に、なにができるんだよ!?」

「出きるわよ!ガサツ女と女装男じゃ、バレバレじゃん!?」

「あんだとー!?」

「ごめーん!僕、半陰陽♪」

「え!?はんい・・・??

「うそ!?半陰陽なの!?」



その言葉で、強気だった一之瀬さんの口調が弱くなる



「うそ!?マジで!?え!?うそ!?ごめんなさい!ますみ、なんて無神経なことを~」

「気にしないで下さい。どうでしょう?ここは一つ、共闘しませんか?」

「共闘?」



半陰陽の意味が分からないまま、話が進む。



「ますみ達とあんた達がー」

「共闘だとぉ!?ふざけろ関山!なに言い出す!?」

「僕は真面目ですよ、カンナ殿?二人での潜入よりは、数が多い方がいいです。」

「だからってなぁ!」

「・・・照れ屋の女の子とスリム美人コンビに、清楚で可愛い子と、人気モデルのナデシコにそっくりな美少女コンビが合流すれば、敵に接触しやすいです。」

「だから可愛いとか言うな!」

「つーか、ますみは本物だけど?名乗っちゃダメなの~?」

「我慢して下さい、カンナ殿、ますみ殿。特にますみ殿は、本物がここにいたらまずいでしょう?」



なだめるように言うと、ますみさんを見ながら関山さんはしゃべる。



「本物がいるはずないって思うのが人間の心理。そっくりさんであっても、似てる人を見るだけでテンションが上がるのが人間の現実です。なによりも、本物のますみちゃんは、我が君である凛道蓮君と恋の噂があるから、本物のますみちゃんとバラして潜入したら、凛道蓮がフリになります。我が君を困らせるマネ、ますみ殿ならしないですよね?」

「しないよ!りっ君が困ることはしないけど~・・・せっかく、りっ君との恋の噂がひろまってるのにー!自慢したいのにぃ~!」

「やめろボケ!オメーもデマ流してる馬鹿の1人かよ!?凛にダメージ与えんな!」

「恋してるのはウソじゃないでしょー!?それにますみが与えてるのは愛だもーん♪」



〔★愛を与えてると思ってるのは本人だけだ★〕