彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)



「小村さん達から借りたポイントが返せてないの・・・」

「借りたポイント?」

「そのゲーム・・・ログインと、マイフレンドへのフォローやコメントをつけると、ポイントがもらえて・・・友達の数やログイン回数が多いほど、ゲームで遊べるポイントもたくさんあるの。私はそのポイントを使った、持っていたポイントを10倍に増やしていたの・・・。」

「10倍!?普通じゃないですよ!?」

「そうなの!あんなに簡単だったのに・・・何で勝てないの!?」



(いやいや!勝てる確率がおかしすぎる!だまされてるが確定だろう?)



と、言いたいけど、切羽詰まった状態の吉田さんにそんなことは言えない。


「手持ちのポイントが半分になっても、倍以上で取り戻すことが出来たの!ポイントが0になっても、マイフレンドのフォローとログインの繰り返しをして、1回分のゲーム資金にして逆転した!!何度も0ポイントから逆転して、最後は私が勝ってた!損することなんてなかった!!」

「~・・・。」


というか、吉田さんがメッチャしゃべるので、指摘をする隙がない。



「私がゲームをするためのポイントをチマチ集めるのを見て小村さん達は、自分のポイントを私にくれた!『あたし達じゃ負けて損するだけだから、よっしーが使ってくれた方が良い。よっしーを信じてるから。』って言ってくれた!それで、10倍にして返した時なんて・・・!!本当に、あの頃は幸せだった・・・!!」


(それ、本当の幸せとは言わなくね?)



〔★個人差はあるが、凛の幸せカテゴリーには入らない★〕