「どうかしら、凛ちゃん?」
「ありがとうございます、モニカちゃん。大丈夫です。」
「それならよかったぁ!凛ちゃん、まつげが長いから~それを生かしたかったのよねぇ~だから~アイラインで、目の周りを黒くしてぇ~」
「つーか、サングラスかけさせるんだから、そんなことしなくていいだろう?」
「イヤよ!手抜きはできないもん!」
呆れる瑞希お兄ちゃんに、ぷーと頬をふくらませながら、背後から私に抱き着くオネェさん。
「もぉ~かわいいー記念に1枚!」
「え!?ちょ!?」
そう言うなり、私とくっつく形でスマホのシャッターを連打する美形の先輩。
「コラ!インスタするんじゃねぇぞ!?」
「もちろん、あたしのコレクションにするから誰も見れませんよーだ!」
スマホで撮影するモニカちゃんを瑞希お兄ちゃんが怒れば、オネェさんはペロッと舌を出す。
「ほら、みーちゃんも!きてよ~」
「はあ!?おいおい!」
「あたしとみーちゃんで、凛ちゃんを間に挟んで~!ほらピース♪」
「わわっ!?」
「お。」
パシャ!
(今撮った分を、瑞希お兄ちゃん入りの画像を送ってほしい!!)
って言いたいけど、瑞希お兄ちゃん怒るかな・・・?
「たくっ・・・モニカ~今撮った分の画像、ちゃんと送れよ?」
あ、これ、私がおねだりしても怒られないわ。
「僕も欲しいです!!」
「いいわよぉ~凛ちゃん!いっぱい送ってあげる~」
「わーい♪」
笑顔のモニカちゃんに、私も笑顔になれた時だった。
「って!!なにしとんじゃあああああああああああああ!!」
円城寺君の絶叫が響き渡る。


