彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「どうかしら、凛ちゃん?」

「ありがとうございます、モニカちゃん。大丈夫です。」

「それならよかったぁ!凛ちゃん、まつげが長いから~それを生かしたかったのよねぇ~だから~アイラインで、目の周りを黒くしてぇ~」

「つーか、サングラスかけさせるんだから、そんなことしなくていいだろう?」

「イヤよ!手抜きはできないもん!」



呆れる瑞希お兄ちゃんに、ぷーと頬をふくらませながら、背後から私に抱き着くオネェさん。



「もぉ~かわいいー記念に1枚!」

「え!?ちょ!?」



そう言うなり、私とくっつく形でスマホのシャッターを連打する美形の先輩。



「コラ!インスタするんじゃねぇぞ!?」

「もちろん、あたしのコレクションにするから誰も見れませんよーだ!」



スマホで撮影するモニカちゃんを瑞希お兄ちゃんが怒れば、オネェさんはペロッと舌を出す。



「ほら、みーちゃんも!きてよ~」

「はあ!?おいおい!」

「あたしとみーちゃんで、凛ちゃんを間に挟んで~!ほらピース♪」

「わわっ!?」

「お。」

パシャ!



(今撮った分を、瑞希お兄ちゃん入りの画像を送ってほしい!!)



って言いたいけど、瑞希お兄ちゃん怒るかな・・・?



「たくっ・・・モニカ~今撮った分の画像、ちゃんと送れよ?」



あ、これ、私がおねだりしても怒られないわ。



「僕も欲しいです!!」

「いいわよぉ~凛ちゃん!いっぱい送ってあげる~」

「わーい♪」



笑顔のモニカちゃんに、私も笑顔になれた時だった。





「って!!なにしとんじゃあああああああああああああ!!」





円城寺君の絶叫が響き渡る。