「今日、『GREAT STAGE(ぐれーとすてーじ)』の永山と美涼って男二人がアポなし出来やがったんだよ。」
「え?カンナさん、それは僕との電話の前ですか?後ですか?」
「な!?りんどーテメー!?カンナと電話してたのか!?なんでだよ!?」
「・・・後だよ!悪かったよ!」
「悪いと思うなら、全部話してください。」
「無視かよオイ!?」
文字通り、悠斗君を無視しながらカンナさんは言った。
「永山の奴、テメーの店の用心棒として、あたしら龍星軍を金で雇いたいと言ってきたんだよ!」
「断って下さい。」
「言われなくても拒否ったよ!」
「なんで龍星軍に声をかけてきたのでしょうね・・・」
「そのことだけど、凛の方が心当たりあるんじゃねぇか?」
「どういう意味ですか?」
「とぼけんなよ!!鳴海瑠華って女に、誤解させるようなマネしたんじゃねぇのか!?」
バン!とテーブルを叩きながら立ち上がるカンナさん。
「あたしはな、凛!オメーを信じてやりてぇけど、オメーは女に優しすぎる!」
そう言いながらカンナさんは、私の前まで来る。
「永山は、鳴海瑠華が龍星軍を用心棒に使っていいって言う凛道蓮の許可をとったから来たって言ったんだぞ!?凛はそんなこと――――言ってないよな!?信じていいんだよな!?」
「信じていいです!!」
カンナさんの大声に張り合うように大声で答えた。
「龍星軍は、真田瑞希様から預かっている大切なもの。私的な目的で使うことはない。1000%、永山の大ウソだ!」
「そ、そうだよな!?鳴海瑠華ってのが、凛の女とか彼女とか恋人とか、男女の関係でもないよな!?」
「カンナさんのおっしゃる通りです!鳴海瑠華さんは知り合いです!僕の女とか彼女とか恋人とか、男女の関係でもないです!命をと真田瑞希さんへの敬愛をかけてもいいです!!」
「そ、そうか!?だ・・・だったらいいんだよばかやろっ!」
「はい、ばかです!カンナ、俺を信じてくれてありがとう!!」
「な!?り、凛・・・」
信じてくれた友達の手を握りながら伝えた。


