彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「バラさんはタチの悪い未成年犯罪の専門みてぇなもんだから、いずれは『GREATSTAGE(ぐれーとすてーじ)』の捜査はする。現に、しくじった埼玉県警が、私服警官って呼ばれるかっこうで、この辺りをうろついてるって噂がある。」

「え!?この街に、埼玉県警がきてるんですか!?」

「あくまで噂だ。まだ、確定はしてねぇけどな。ネットカジノはゲーム中毒と、ギャンブル依存症が、ダブルパンチでくるもんだ。普通に考えても、警察さんが放っておくはずはねぇ。」

「埼玉県警が捜査してること、バラさんは知ってるのでしょうか?」

「知ってるだろうぜ。テメーの縄張りに他の奴がきてんだ。断り入れなきゃ捜査できないのが警察さんだからな。」

「では、合同捜査をしてる可能性は?」

「どうだろうな・・・ここじゃ、『まだ事件になってない』からな。事件にならないと動けないのが警察組織だろう?」

「・・・納得です。」



あのおじさんなら、そういうのを無視して動きそうだけど。



(瑞希お兄ちゃんのお言葉は否定できない・・・!)



そこまで考えて、ふと気になった。




「瑞希お兄ちゃん、あの・・・」

「どうした?」

「瑠華さんのことなんですが・・・鳴海瑠華さんと永山の関係は?『GREAT STAGE(ぐれーとすてーじ)』の人間が僕らのところに来たのに、関係してたりするのですか?」

「『僕らのところに来た』って、どういうことだ?」

「あ、すみません!つなぐが内緒で教えてくれたのですが・・・今日、東山高校に、『GREAT STAGE(ぐれーとすてーじ)』の永山と美涼という男が、『お金を払うから、龍星軍にお店のケツ持ちになってほしい』とたずねてきて、断ったばかりなんですよ。」

「はあ!?」




とたんに、瑞希お兄ちゃんの態度が悪化する。