彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「そうなると、永山達の悪事の証拠を見つけるのは大変そうですね・・・」

「・・・面倒だろうな。埼玉で1度、下手打ったから、こっちに来た連中だ。同じ失敗は2度もしてくれねぇだろう・・・」

「え!?永山、埼玉県民なんですか!?」

「おう。埼玉でネットカジノで馬鹿やらかして、いられなくなったから逃げてきたそうだ。」

「はあ!?埼玉でも、闇カジノをしてたんですか!?」

「そうだ。埼玉にいた時は、ゲーム好きのオフ会に潜り込んで、金になりそうな奴に声をかけて、自分達のカジノに誘っていた。今は、永山がゲームのオフ会を開いて、自分達のカジノに客を呼び込んでいる。」

「困りますよ、それ!?僕らのところへ、逃げ込んできたのはもっと困りますけど!?警察は何してるんですか!?」



私の問いに、渋い顔で瑞希お兄ちゃんは言う。



「・・・噂では、埼玉県警が取り逃がしちまったって聞いてるな。」

「取り逃がした!?だったら奴らは、指名手配犯になりますよね!?」

「いや、現行犯逮捕できなかったから、突き出しても無意味だ。証拠がない。」

「だったら、フジバラのおじさんに突き出しましょうよ!!」

「やめとけ!バラさんに突き出したとしても、突き出してる凛の方を、難癖つけて逮捕するぞ~あのおじさんなら?」

「なるほど!確かに!おじさんなら、そっちの方が可能性が高いですね!?」

「わかってくれたなら、お兄ちゃんも安心だ。」



はい、頼りにしようと思ったけど、修正!



(おじさんは使えない!)



私が女の子だと、瑞希お兄ちゃんにバレることにつながるマネはできない!



(恋するわが身が一番かわいいもん!)



〔★凛はフジバラさんの利用をあきらめた★〕