「ネットだけでつながってると、わからないことが多い。見た目が良くて、賭け事をしてると・・・大人に言えなさそうなやつを選ぶ場所でもある。つーか、店舗は人集めが目的だから、来店して遊んでくれなくてもいい。ゲームに登録さえしてもらえば、24時間いつでも遊んでくれるからな。」
「あ!?そういうことですか・・・!」
「いつでも自分の好きな時にゲームできるうえに、バイトできない年齢のガキが小遣い稼げるゲームとなれば、必ず遊ぶだろう?」
「そんなにうまくいきますかね?カジノなんて・・・」
「現金じゃなくてポイントを使うから、金を使ってる感覚がない。なによりも永山達は、皇助が言うように、ゲームの勝敗を操作してる。」
「インチキゲーム、確定ですか・・・!?」
「そうだ。しかも、最初は絶対にとことん勝たせる。数十万勝たせたところで、負けるように細工する。買った時の楽しさ、負けた分の金額を取り戻すため、かけ事カジノゲームにハマっちまう。狙った客を借金漬けにして、借金返済の名目で働かせるんだ。」
「あの~そういう仕掛けでしたら、悪事が行われている店舗に参加者が集まり、参加者を連れて来た連中が集まったところで、警察に通報すれば、一網打尽で悪い奴らを全員――――」
「捕まえられないぞ?」
「え!?」
私の提案をダメ出ししたのは獅子島さん。
「直接の実行してるのは、ゲームに負けて永山に借金してる奴らだ。永山達幹部は、指示を出してるだけで動いてねぇ。そもそも、金のやり取り自体は、ネットの中でしてる。」
「くっ!オレオレ詐欺の奴らみたいですね・・・!?」
「同じようなもんだ。」
悔しがる私に、瑞希お兄ちゃんが言った。
「仮に参加者が集まってる時に踏み込んだとしても、そういう時に踏み込まれたら困るって、連中もわかってる。つまり、裏カジノしてる証拠になる大事な情報を店に保管してねぇだろう。」
「そ、そうでしたか・・・。」
ため息交じりでおっしゃる瑞希お兄ちゃんに納得。


