彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「ましてや、手の届く範囲で簡単にカジノができるようになったら、警戒心も薄れる。」

「そう思います。僕はおもちゃのスロットしか回したことないですが、あれはかなり楽しいですものね。」

「ぷっ!凛、お前・・・」

「え!?ぼ、僕、変なこと言いましたか!?」

「いや・・・凛の考えてたスロットは、昔ながらのアナログな方だったのかと思ってな。」

「アナログ??」

「今はAIの時代だぜ?それにあわせてカジノも進化して、もっとデジタルで、バーチャルな方面で考えようぜ?」

「と、言いますと?」

「俺らの身近に、いつでも簡単に出来るスロットがあるだろう?」

「え?そんな便利な物、ありますか?」

「ある。家にいながらカジノが出来る方法、あるよな?」

「え・・・・?あ!?」



そう言われてピントきた。





「ネット!?」

「正解。そんでもって、永山達のやってるのが、カジノはカジノでも、『インターネットカジノ』だ。」

「インターネットカジノ!?」





そう言われてやっと理解した。




「―――――――――インターネットの仮想空間で、賭博行為をしているのですか?」

「そうだ。電子マネーや電子コインで買い物できる時代だ。現金をのチャージも交換も簡単だからな。」

「うわぁ・・・発達したのは、AIだけじゃないんですね・・・?」

「そういうことだ。ネットカジノなら、だれでも参加できるメリットがある。おまけに、やってる奴が犯罪をしてるって自覚がないから性質が悪い。」

「自覚がない、ですか???」

「そうだ。俺も凛もバーチャルゲームで育った世代で、ネット世界は身近なもんだろう?」

「あ、はい。」

「見かたを変えれば、ゲーム慣れしちまってるから、ゲームをする感覚でネットの違法カジノをやっちまう。ネットカジノのデメリットは、課金ゲームの延長戦感覚でしちまうから罪の意識がないんだ。金を使うって意味では、どちらも同じだから、違いがわからなくなってるんだろう。」

「あ・・・言われてみれば・・・」



お金使うことに変わりないもんね。



「そのせいか、ネットカジノをする奴は若い奴が多い。カジノもゲームも、金を使って遊ぶって点では同じだから、自分のお金でやってるのに何が悪いってことになるんだよ。」

「納得です・・・」



お手軽にできるから、みんなが手を出してしまう。