「IR法案についてあるジイさんは、『最初はカジノに賛成したけど、カジノについて専門家を交えて勉強し続けたら、カジノ依存症というギャンブル中毒症の存在を知り、最悪の場合は人が死ぬとわかったので、IRについては命をかけて反対する』って言ってるが・・・出来れば、賭博罪についてももう少し述べてほしいぜ。」
「そっか・・・刑法があいまいですものね・・・」
「そうかと思えば、『私達の地域の特性や魅力を最大限に生かした~私達の地域らしい大人の施設としてIRを実現することで~カジノが都心臨海部の再生の起爆剤ともなり~海外からの集客が十分に可能で~経済効果や税収効果などが大いに期待できるので賛成です~』と言ってるバアさんもいるが・・・地域活性化の手段として、カジノしかないってわけじゃねぇだろう。それ以前に、もっと周りの意見聞けって話なんだがな・・・。」
「そうですね・・・僕も子供の立場として、大人だけではなく、子供も利用できる施設の方がいいです。遊園地が良い。」
「ディズニーがあるからいいだろう?」
「僕はサンリオも好きです。」
「わかったわかった。今度連れてってやるから。」
「やったぁー!!絶対に、絶対ですよ!?」
「わかったわかった。その代わり、ヤンキーだからって理由で、ディズニーに行く感覚で、カジノリゾートに行くなよ?」
「わかりました!」
お兄ちゃんが『行くな!』というなら行かなーい♪
「というか、瑞希お兄ちゃんは、カジノが嫌いなのですか?ラスベガスに行ったのに?」
「ラスベガスに行ったから、もういいんだよ。」
「じゃあ・・・僕は、瑞希お兄ちゃんとラスベガスには行けないのですね・・・・」
烈司さん達とは行ったのに。
「はあ!?凛、カジノしたいのか!?」
うらやましいと思ってつぶやけば、ギョッとした顔で聞き返される。
「え?あ、その・・・」
聞かれたひとり言を、あわててとりつくろう。


