彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「てっきり百鬼さんのことだから、アメリカ人というだけで、戦いを挑みそうな気がしたのですが・・・戦ってないならいいです。」

「あ、戦いはしたぜ?」

「え?」

「皇助を地下トンネルに放流した日に、地下住民をターゲットにした強盗が来ててよ~そいつら相手にバトルはしたぜ?」

「ヤッパリ戦ってるじゃないですか!?」



〔★異国でも野獣は戦っていた★〕



「しかも相手が強盗って・・・!?強盗は無事ですか!?」

「えーと、骨は折れたが無事だったんじゃねぇーかな?つーても、『骨が折れる感触がした』っていう皇助の自己申告によるもんだからな~あいつ、ぶっ飛ばした相手の安否、いちいち確認しねぇーから。」

「え!?」

「血の跡はあったが、本体達はいなかったからな~逃げる体力があったんだから、大丈夫じゃねぇ?勝手に病院なりなんなり行ったんじゃねぇかな?」



(なぜだろう・・・善行をしたはずの百鬼さんのことを、素直にたたえることができない・・・)

むしろ、やりすぎとかで怒られない・・・?



〔★凛は百鬼の過剰防衛を心配している★〕



「そんなわけで、俺らが合流した時、あいつ地下住民の方々と仲良くなってな~チヤホヤされて、楽しく盛り上がってたわ。」

「盛り上がったのですか!?」

「おう♪最初は俺らも、強盗第二弾だと思われて戦闘態勢取られたけどよ~皇助のツレだって話したら大歓迎されたぜ!ははは!」

「よかったですよ!襲われなくて!!」



百鬼の場合は、見た目からして悪いから・・・

でも瑞希お兄ちゃんを強盗と間違えるなんて失礼よ!



(まぁ・・・ある意味、私の心を盗んでるという点では、瑞希お兄ちゃんも立派なドロボーさんですけどね♪)



うふふ~これだとまるで、ルパン三世のカリオストロの城のヒロインみたーい♪



〔★そう思ってるのは凛だけだ★〕