「5人で海外に行ってたんですか!?」
「修学旅行も海外だったけどな。凛は?」
「僕も、修学旅行は海外でしたけども!でも意外ですね・・・カジノと言えば、アメリカのラスベガスが本場というイメージですが?」
「あーラスベガスは入れねぇーから無理だ!」
「え!?百鬼さん、アメリカに入国禁止されてるのですか!?」
「ぷっ!ハハハ!違う違う!ブラックリストって意味じゃねぇーよ!当時も今も、俺ら5人は年齢がアウトなんだよ。」
「年齢??」
「ん?知らねぇのか?いや、知らねぇか。あのな、凛、アメリカのラスベガスを含む、マカオやシンガポールの世界的なカジノは、21歳からじゃねぇとカジノ入店できねぇーんだよ。」
「年齢制限のアウトでしたか!?」
(百鬼が人間的にアウトとかじゃなかったんだ!?)
〔★凛は軽い衝撃を受けた★〕
「21歳!?え!?20じゃないですか!?」
「日本人は、大体勘違いして出かけて、入れなくてショボくれて帰ってくらしいぜ?韓国が19からOKってのもあるからなぁ~俺らも冷やかしで行った時、断られて帰っていく日本人やアジア人見送ったからよ~」
「え?冷やかしのためだけに、入れないラスベガスのカジノに行ったのですか?」
「行ったぜ~USA?」
そう言って、グラスに口づけてから話す瑞希お兄ちゃん。
「モニカが『ハイ・ローラー』に、ラスベガスにある世界一の観覧車に乗りたいって言うから乗った。つーても、早めについちまったから、夕方の4時開始まで時間つぶしにうろうろしたんだけどな。」
「え?始まりが遅いのですね?」
「そりゃ、ラスベガスは夜の街だからな。人気の観光スポットも、ほぼ夜がメインのもんばっかだったぜ。だから明るいうちは、伊織の希望でラスベガスの地下トンネルにいた。」
「『ラスベガスの地下トンネル』!?な、なんですか、それ!?」
(ラスベガスに詳しくないけど、地下トンネルってなに!?)
「せっかく明るいのに、なぜ獅子島さんは、暗い場所を選んだのですか!?」
動揺する私に、困り顔で瑞希お兄ちゃんは言った。


