彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




話し合いの場所をお店の外から中へと移動する。



「『GREAT STAGE』は、普通の娯楽店じゃない。」

「ですよね。闇金屋さんと関係あるくらいですからね。」



いつもの定位置のカウンターに座れば、いつも通り、私の隣に瑞希お兄ちゃんが座ってくれた。

彼は、私と自分の前に氷とジュースとストローの入ったグラスを置きながら言った。



「今回は凛を、面倒に巻き込ませたくなかったんだけどな。」

「ありがとうございます。お気持ちだけで十分ですよ。」



瑞希お兄ちゃんの優しさに感謝を伝えてから聞いた。



「そもそも、お金を借りてまでゲームをしたいって・・・一体どんなゲームですか?3D映画、アバターのブームで、3D依存症になったような感じなんですか?」

「凛の読みは当たってる。中毒症状起こしちまうほど、まっとうに遊べる場所じゃない。」

「と言いますと?」

「『永山ぐれいと』がやってるのは、『カジノ』だ。」

「カジノ!?」



それで頭の中に、スロットマシンが思い浮かぶ。



「カジノって・・・アメリカのラスベガスとかシンガポールにある賭博施設のことですか?」

「凛にとっては、そういうイメージか?」

「違うんですか?スロットマシンとか、ルーレットとか、トランプとか・・・スロットマシンを回したりしないのですか?」

「間違っちゃいないが、なんでスロットマシーンを2回言ったんだ?好きなのか?やってみたいのか?」

「Yes!」

「アメリカ流に言わなくていいって。あれ、パチンコ台と同じで、当たりやすい台を見つけるまでが大変なんだよな~」

「そうなんですか?」

「そうなんだよ。あと、機械の種類な?一獲千金を狙ってメガバックスをまわしちまったけど・・・今考えれば、早めにブレイジング・セブンにした方が良かったな・・・金額が小さくても、めっちゃ当たりやすかったからな~」

「え?まるで、やったことがあるような口ぶりですね?」

「ん?言ってなかったか?俺ぁ昔、韓国のカジノに遊びに行ってんだけど?」

「ええ!?だ、誰と!?」

「そりゃあ、腐れ縁の初代龍星軍の5人でな?」



〔★海外進出していた★〕