彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)




「大丈夫か、凛!?なにかされたか!?」

「えーん、ひどいんですよ~!怒鳴られて、名刺を無理やり渡されて、怖かったよぉ~」

「ウソ申告してんじゃねぇー!テメーの方がひどいだろうが!?俺の名刺を折り紙にして遊びやがってよー!!」

「こわーい!ああやって、僕をいじめるんですぅ~」

「よしよし、もう大丈夫だ!お兄ちゃんに任せとけ!おい、闇金屋!」



そう言うと、視線を私から闇金のおじさんにうつす瑞希お兄ちゃん。




「うちの弟を将来の顧客として誘ったんなら、選択間違ったぞコラ!?」




メンチをきり、私を守るように抱き寄せてくれる好きな人。



〔★凛の泣き落とし、瑞希のブラコンが発動した★〕



「勘違いするな!俺は逃げ回ってる客達を探しに来たんだよ!」

「客だぁ?」

「そうだ!お前らが・・・町内パトロールとか言って、暴れ回ってんのは知ってんだよ。前に、そこの四代目も含めた眼鏡の兄ちゃんとも会ってる。」

「はあ?伊織と?どういうことだ、凛?」

「えーと、借金の保証人になった息子さんに、獅子島さんの知り合いの行政書士の先生を紹介しました。」

「初耳だぞ!?報告しろよ!?」

「すみません。」

「次からはちゃんと、俺に言えよ!?・・・で?オメーが探してる客達も、パトロールしてる凛に助けを求めに来てるんじゃねぇかと思って乗りこんできたわけかよ?」

「そういうことだ・・・!」

「え!?そんな理由ですか!?」

(なんて迷惑な!)


「へっ!笑えるな~いくら俺らとテメーもが、同じでパクられる側だっつっても、カテゴリーが違うのを忘れたんかよ?」

「そこまでボケちゃいねーよ。お前らと同じ属性の奴が、借りパクしてっから、協力をお願いしてるだけだぜ?」

「それが人に物頼む態度かよ?」

「こいつら知ってるか?」



呆れる瑞希お兄ちゃんにも、自分のスマホの画面を見せながら聞いてくる闇金さん。

のぞきこんだ瑞希お兄ちゃんは、ため息をついてから言った。